2009-01-01から1年間の記事一覧

世界名探偵倶楽部

パブロ・デ・サンティス(宮崎真紀訳)「世界名探偵倶楽部」(ハヤカワ・ミステリ文庫)を読みました著者はアルゼンチンのブエノスアイレスの人で、 本作は、中南米スペイン語圏文学の普及のために創設された、2007年第1回プラネタ-カサメリカ賞受賞作だそう…

松本ドリル研究所「このはな」1巻(秋田書店)

『未知なる敵の攻撃に抗う人類……人類の平和を守るため、ロボットを操り戦う二人の少女!!少女達の出会い、生と死……そして…限界ギリギリ妄想えっち!?』 ということですが…… えーと、ギリギリどころか、限界突破しちゃっているように見えます。 さすがは、…

TAGRO「DON'T TRUST OVER 30」(講談社)

同時発売の三冊目、短編集です。タイトルの元ネタについては詳しくは知りませんが、 実際にover30になった身には、いろいろと突き刺さるものがあります。「DON'T TRUST OVER 30」 表題作。 作者の分身みたいな主人公の、独白というかポエムと、それに対する…

TAGRO「変ゼミ」3巻(講談社)

いわゆる変態さんしか登場しないということで、一部では話題になってたりもする作品です。なんというか、変態は変態なのですが、そのアブノーマルさを客観的に見ることによる、カウンセリング効果とか、ありそうですね。自分を知ることで余裕が生まれる、み…

TAGRO「宇宙賃貸サルガッ荘」1巻(講談社)

折り返しのコメントが、めちゃめちゃかっこいいです。 諦めない、かぁ……以前、Gファンタジー誌で連載していた作品の、新装版になるのでしょうか。 懐かしい。描き下ろしの番外編も収録されています。宇宙の墓場サルガッソーを舞台に繰り広げられる、めぞん一…

原作・上橋菜穂子/漫画・武本糸会「獣の奏者」2巻(講談社)

昨日、TVアニメ版「獣の奏者エリン」が大絶賛の中で終幕を迎えたばかりの、まんが版です。アニメ版では、わりとオリジナル要素も盛り込まれていましたが、 こちらのまんが版は、基本的には原作に忠実で、イアルさんも指物師出身です。真王ハルミヤさま、セィ…

三島衛里子「高校球児ザワさん」3巻(小学館)

自分のことを名前で呼ぶザワさんが、なんだかかわいらしいですえーと、アクセントは、ザワさんではなくて、ザワさんってことなのかしら?

鬼頭莫宏「ぼくらの」11巻(小学館)

最終巻です。わかっていたことではありますが、やっぱりきっついです。でも、パイロットさん全員集合で大行進には、ぐっときました。あー、終わったんだな〜、と。 初版限定小冊子「ぼくらの特別ヘン 鬼頭莫宏とあし☆すた」 ……たしかに、これはいろいろぶち…

アサルトガールズ

押井守監督「アサルトガールズ」を観てきました。が、体調管理に失敗してしまったせいか、正直、ちょいと眠たかったです。まず、オープニングからして、何を言いたいのかよくわからないナレーションが、延々と垂れ流されて、 本編が始まってからも、ズタボロ…

15×24 link four

新城カズマ「15×24 link four Riders of the Mark City」(集英社スーパーダッシュ文庫)を読みました 全6巻の第4巻です 前巻でいくつかのグループに分断された〈捜索隊〉でしたが、 今回は、その分断されたグループ単位でそれぞれに動きつつ、 各グループが…

ニコニコ技術部「【等身大】初音ミク作ってみた【01_balladePV】」

(sm9020236)投稿されたのは12月6日らしいので、ずいぶんいまさらではありますが、 今日はじめて知ったもので。えーと、動画を観ていただくのがいちばんだとは思いますが、30分以上の大作なのでいちおう説明しますと、 等身大の「初音ミク」さんを、個人で…

スキマスイッチ「ナユタとフカシギ」

えーと、これはもう、 TVアニメ「獣の奏者エリン」の主題歌「雫」と、 同じくTVアニメ「鋼の錬金術師FA」の主題歌「ゴールデンタイムラバー」 が収録されているということで。「雫」と「ゴールデンタイムラバー」は、曲調はずいぶん異なりますが、どちらも、…

the pillows「OOPARTS」

オーパーツって単語は、まんがなんかでちょいちょい見掛けたことがありますが、綴りは初めて知りました。ずいぶん前に発売されたアルバムです。ちょいちょい聴いてはいたものの、なかなかしっくりこなくて、感想を書けずにいたのですが、 今年のものは今年の…

ファイアボール ウィンター・パッケージ

「ファイアボール」のウィンター・パッケージが届きました本体のDVD自体は、前回のものと同じ(はず)ですが、 今回は、観光ユニット「ギズモ」を装着したドロッセルお嬢様のFigma が同梱されています。 お美しい。お嬢様の真っ白いお肌に、鮮烈な赤の装飾が…

ぷちます! 1巻

明音「ぷちます!」1巻(AMW)を読みましたバンダイナムコゲームスのゲームソフト「アイドルマスター」をもとにした4コマまんがです。アイドルマスターに登場するアイドルさんたちと、 アイドルさんたちにそっくりな、二頭身のおチビさんたち「ぷちどる」が…

みつどもえ 8巻

桜井のりお「みつどもえ」8巻(秋田書店)を読みました祝・TVアニメ化!ということでえーと、小学6年生の三つ子の姉妹、みつばさん、ふたばさん、ひとはさん、を中心とした、変態小学生マンガ、でしょうか今回は、巻頭から保護者懇談会ということで、連載…

ちはやふる 7巻

末次由紀「ちはやふる」7巻(講談社)を読みましたいやぁ、今巻も熱い。 個人的に熱かったのは、「小6のスピードスター」立川梨理華戦です。前巻で、得意にしていた「速く取ること」を禁じられた千早さんが、 同じく速さ・身軽さを武器としついる相手と対戦…

マイマイ新子と千年の魔法

「マイマイ新子と千年の魔法」を観ました新宿ピカデリーさんへ行ってきたわけですが、事前の情報ではお客の入りが悪いみたいな評判だったのに反して、ほとんど満席だったのではないでしょうか? 予想外で驚きました。やっぱりクチコミ(ネットコミ?)の効果…

東のエデン

「東のエデン劇場版? The King of Eden」を観ましたじゅいすさんが素敵すぎました テアトル新宿さんです。 「マイマイ新子と千年の魔法」さんでは、ぼくと同年代か年上くらいの、わりといかにもな方々が多かった印象でしたが、 こちらでは、ずいぶんお若そう…

毒入りチョコレート事件

アントニイ・バークリー(高橋泰邦訳)「毒入りチョコレート事件」(創元推理文庫)を読みました米澤穂信さんの「愚者のエンドロール」がオマージュしている作品ということで気になっていたところで、新版が出ていたので、さっそく入手してみたり。 お話とし…

花宵道中

宮木あや子「花宵道中」(新潮文庫)を読みました『江戸末期の新吉原を舞台に綴られる、官能純愛絵巻。』だそうです。「女による女のためのR-18文学賞」を受賞した表題にもなっているデビュー作を含む、連作短編集で、中〜小規模な小見世の山田屋さんを舞台…

おがきちか「Landreaall」15巻、一迅社

夏休みを実家で過ごすDXくんの元に玉階クエンティンさんが現れたことで、お話が大きく動き出そうとしているように感じます。ひとつは、過去の戦争と革命の真実へ向けて。 いまひとつは、王国の未来へ向けて。もちろん、これらは車の両輪で、同時に動いてこそ…

あずまきよひこ「よつばと!」9巻、AMW

よつばさんの『変わっていく季節、変わらない毎日』を描くお話も、いつの間にやら第9巻。今回は10月7日からの1週間くらいだそうで。過ごしやすい時期ではありますが、それだけに季節感はあんまり感じなかったかな?とか思ったり。「よてい」 物事はなかなか…

マクロスF劇場版〜イツワリノウタヒメ

観ましたまたもやパンフレット売り切れとか なので、うろ覚えですが〜 えーと、主人公は、やっぱりお姫さまでしたな〜 なかなか熱血主人公していて、たいへんよろしかったのではないかと ヒロインは銀河の妖精さんで、こちらはさすがの貫禄かと大きな見せ場…

15×24 link two/three

新城カズマ 「15×24 link two 大人はわかっちゃくれない」、 「15×24 link three 裏切者!」 (ともに集英社スーパーダッシュ文庫)を読みました全6巻のうち、2巻と3巻です。 前巻では、あくまでも、〈徳永準〉くんの自殺予告と、それを止めようとする〈捜索…

しょたけん!(書体の研究)

山王丸榊「書体の研究 for Degital Creators オタクのためのフォント読本」(晋遊舎)を読みました同作者(ゆず屋)さんによる同名同人誌を、一冊にまとめて商業化したもののようです。手元には同人誌版のvol.2 もあったりするのですが、 扱っている内容は同…

今日マチ子 センネン画報(太田出版)

上記2冊は発売されたばかりの新刊ですが、こちらは1年以上前に出版されたもののようで、 同名のブログ「今日マチ子のセンネン画報」にて、ほぼ毎日描き続けられている1ページマンガを、本にしたものみたいです。『海から36km』は台詞もある少し長めのストー…

今日マチ子 100番目の羊(廣済堂出版)

廣済堂あかつきのオンラインマガジン「読んどこ!」にて連載されている(た?)、 修道院で暮らす女の子「なおみ」さんの毎日を描く、これまたオールカラーなお話です。あとがきによると、 『修道院でくらすこと、優しいシスター達。 なぜか惹かれる悪い男、…

今日マチ子 みかこさん1巻(講談社)

西遊妖猿伝目当てで読み始めたモーニング誌における、最大の収穫です。といっても、現在はWeb連載へ移行しているわけですが。オールカラー、一話あたり4pで描かれる、高校生のみかこさんと緑川くんのお話、なのでしょうかしら。赤色ベースのみかこさんと、緑…

宮野ともちか「ゆびさきミルクティー」8、9巻、(白泉社)

(聞くところによると)3年ぶり(?)に連載も再開されたらしい、問題作の、復活刊行です。いやもう、あいかわらずひどい作品ですな。(誉めている意味でも、そうでない意味でも)なんともドリームな、いわゆるハーレムもののような展開ちっくで、 周りの女…