マイマイ新子と千年の魔法
「マイマイ新子と千年の魔法」を観ました
新宿ピカデリーさんへ行ってきたわけですが、事前の情報ではお客の入りが悪いみたいな評判だったのに反して、ほとんど満席だったのではないでしょうか?
予想外で驚きました。
やっぱりクチコミ(ネットコミ?)の効果が相当出ているようですね〜
で、中身ですが、これは、たしかにすごい、ような気がしないでもないです。
正直なところ、まだよく消化できていないのですが。
昭和30年代の山口県が舞台ということで、やっぱりどうしても宮崎駿監督の「となりのトトロ」を引き合いに出したくなってしまうわけですが、
トトロが出てこないトトロとでも言えばいいのか、
そう、トトロのエンディングのような感じで、
より「こどもたち」感が強くなっているような気がします。
主人公格の新子さん、貴伊子さんに加えて、男の子たちもそれぞれがんばっていたかな〜、と。
タツヨシくんは良い男になりそうですな〜
そうか、宮崎駿さん風のファンタジーっぽい感じよりも、むしろ、高畑勲さんの作品みたいな雰囲気なのかもしれません。
うん、なんかすっきり。
そんなわけで、昭和30年代の田園風景の中で、元気なこどもたちのお話が繰り広げられるだけかな〜、なんて思ってたわけですが、……
えーと、これ、こどもさんが観てわかるのかしら?みたいな、
うーん、せつないはせつないのですが、なんだこりゃあ……
こどもたちだけの世界ではとどまらず、こどもたちから見た「大人」の世界なのかもしれませんが、
うーん、ここらへんをどう受け取るかで、評価がわかれるんですかね〜
うーん……
カリフォルニアの人たちと、その「事件」との関係が、いまいちわかりにくかったんですよね〜
あれは結局どういうことだったのかしら……
それはそれとして、平行して描かれる千年前の世界と徐々にシンクロしていくような描写はおもしろいですね〜
とりあえず、暴れん坊少納言さんと千古さんが素敵だったので、それだけでも充分なのではないかと。