2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧
大森望責任編集「書き下ろし日本SFコレクション NOVA1」(河出文庫)を読みましたオリジナルの新作SF作品を集めたアンソロジーです。 ・北野勇作「社員たち」 「」を使わない会話がおもしろいです。 素敵な奥様っぽいですね。キーワードは謎の「敵」? ・小…
田中ロミオ「人類は衰退しました」5巻(ガガガ文庫)を読みました今回のお話は、 「妖精さんの、ひみつのおちゃかい」 「妖精さんたちの、いちにちいちじかん」 の2本です。 「妖精さんの、ひみつのおちゃかい」「わたし」さんの、学舎時代のお話ということ…
伏見つかさ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」5巻(電撃文庫)を読みました妹さんが留学で渡米してしまって不在ということで、 前巻の終わりで京介さんの学校の後輩になった黒猫さんが中心になる「俺の後輩がこんなに可愛いわけがない」の様相を呈しつつ…
石黒正数「ネムルバカ」1.5巻(徳間書店)を読みました月刊COMICリュウ2010年3月号付録です。単行本未収録の番外篇「サブマリン」が再録されています。鯨井ルカ先輩のバンド〈ピートモス〉のお話です。いやぁ、なんというか、先輩、よくこんなバンドで頑張れ…
the pillowsのCD「Rodeo star mate」を聴いていますディズニーのTVアニメ「スティッチ!〜いたずらエイリアンの大冒険」の主題歌になっているようで、 初回版に付属のPVを、「スティッチ」の公式サイトさんでも観ることができますいやもう『ノリノリ』な『ア…
びっけ「あめのちはれ」1〜2巻(エンターブレイン)を読みました高校新入生の山野井葉月くん、五郎丸淳太くん、左近司円くん、真城悠介くん、如月冬馬くん、の5人が、 ひょんなことから、雨が降ると女性の身体に変化してしまう体質になってしまいます。髪が…
市川春子「虫と歌 市川春子作品集」(講談社)を読みました「星の恋人」 「ヴァイオライト」 「日下兄妹」 「虫と歌」 という4編の、“少し不思議”な作品集、といってもいいのでしょうか。どことなく藤子Fテイストな着想を、ぐっと深めて、詩的に仕上げたよう…
ヤマザキマリ「テルマエ・ロマエ」1巻(エンターブレイン)を読みました帯の紹介文そのまんまなので、まるまる引用します。『古代ローマの男、 現代日本の風呂へタイムスリップ!! そこで目にした日本の風呂文化に驚愕した彼は…!?』『古代ローマの設計技…
「仮面ライダーダブル&ディケイド MOVIE大戦2010」 を観ました「仮面ライダーディケイド 完結編」 「仮面ライダーW ビギンズナイト」 「MOVIE大戦2010」 の三部構成、ということになるのでしょうか。 以下、ネタバレます 「ディケイド完結編」 ディケイドさ…
180cmを越える長身と鋭い目つきで、周囲から恐れられている、2人の女子高校生、兵頭要さんと宍戸真琴さんのお話です。外見と内面のギャップによるドタバタ、といった感じで、竹宮ゆゆこさんの「とらドラ!」の最序盤あたりの雰囲気を思い出します。氷炎魔団…
えろげぷろぐらまな30近くの男子と、中学1年生の女子の人のお話です。前回の、「えっちな人ですか?」「はい」で、縁がぷつんと途切れたりもしましたが、 授業参観に潜入という強行策で、なんとか再会を果たしました。 よかったよかった。のかしら?それに…
「まんがの作り方」の作者の人の短編集です。・髪と女 女性の髪の毛に魅かれつつも、女性自身に対しては恐怖のような苦手意識を持つ男子の人が、髪結いさんになろうとするお話です。 髪の毛って、無防備ですよね。・ほし色の 高校新入生の、魔法使いさんのお…
『狂気と偏愛』の、『疚しさ』の、短編集です。田舎の親戚の「逃げ水」 不法投棄の「金魚の墓」 やわらかい「ウォーター」 ヘビの「アンダーグラス」 ドイツのケーキの「黒い森」 ご年配の「舟幽霊」 ふりだしに戻る「死滅回游」の七編。 「愛情」というより…
豊田徹也「珈琲時間」、講談社『「コーヒー」をモチーフにした芳醇な短編集。』17編、というか、16編プラス後日譚、みたいになっていて、チェリストのお姉さんとサングラスの怪しげなおじさまのお話が複数ある以外は、特別なつながりはなさそうな、 多様なと…
「マイマイ新子と千年の魔法」、二回目、観てきましたMOVIX清水さんで、1月22日まで上映予定らしいです。 パンフレットは売り切れでした お客さんは20人くらいでしたでしょうか…… えーと、この作品、二回目に観ると、また魅力がぐぐっと増しますね。一回目は…
上橋菜穂子「獣の奏者4完結編」(講談社)を読みました隊商都市だの、異国の文化だの、と世界が広がったり、 王獣と闘蛇に関する謎が深まったりしてきたわけですが、 それらを包括しながらも、最終的には、エリンさんの物語として、綺麗に収束しました。問題…
古橋秀之「龍盤七朝 ケルベロス 壱」(メディアワークス文庫)を読みましたこれは、一匹の怪物の物語、“怪物を殺す怪物”の物語……。ということなわけでして、中華風のファンタジー世界を舞台にした、秋山瑞人さんとのシェアードワールド企画「龍盤七朝」の新…
リーフさんのゲームのアンソロジー本に掲載された海野螢さんの作品集、みたいです。作者の人のまんがや、元ネタのゲーム自体は、年齢制限があるものもありますが、 この本はまったく問題ありません。ただ、当然のことながら、元ネタゲームを遊んでいないと、…
「きかいにはむげんの可能性があるんだよ」 「まじで」ということで、小学一年生の天才少女平目木はつめちゃんが、図工で作った「はこ」を使っていろいろする4コマ(風)まんがです。「はこ」に「ねじ」を差し込むと、爆発したり、家になったり、なくしもの…
TVドラマも絶賛放送中みたいですが、うっかり、再放送も見逃しました書の甲子園の展示会と表彰式ということで、前巻からも前フリはありましたが、お話が全国区に広がりました。幼望月さんが、たいへん愛らしくて、よろしいのではないかと。京都の大槻さんも…
【無茶と根性】の巻。サイコーくんに突然のアクシデントが襲いかかるわけですが、 うーん、編集長の立場としては、当然というか、必然の判断ですよね。なんというか、無茶な根性ばかりを美化されると、ちょいと、うーん、っと、疑問を覚えてしまいます。休む…
上橋菜穂子「獣の奏者3探求編」(講談社)を読みました文庫化されたり、「獣の奏者エリン」としてTVアニメ化したりしたファンタジー作品の、続編です。前巻の終幕、『降臨の野(タハイ・アゼ)』から十一年の月日が流れています。 いやぁ、圧巻。リョザ神王…