今日マチ子 みかこさん1巻(講談社)

西遊妖猿伝目当てで読み始めたモーニング誌における、最大の収穫です。

といっても、現在はWeb連載へ移行しているわけですが。

オールカラー、一話あたり4pで描かれる、高校生のみかこさんと緑川くんのお話、なのでしょうかしら。

赤色ベースのみかこさんと、緑色ベースの緑川くんと、それぞれの視点で、断片的に描かれる、付かず離れずな微妙な距離が素敵です。

みかこさんのお友だちのナオさんが、また、良い味を出しているんですよね〜

まんがの構図とか形式みたいな議論の題材に取り上げられることもある、#07『砂時計』の「言葉が落ちてくる」描写あたりは、秀逸なのですが、
ウサギのように泣くところとか、お泊まり会での「へえー/うちもそう!」とか、
主役各のみかこさんや緑川くんがわりと無表情な方々な分、コロコロと表情が変化するナオさんの存在が嬉しいです。

みかこさん/緑川くんのご家族も、それぞれがそれぞれで、よいですな。
みかこさんのお母さまも素敵