みつどもえ 8巻

桜井のりおみつどもえ」8巻(秋田書店)を読みました

祝・TVアニメ化!ということで

えーと、小学6年生の三つ子の姉妹、みつばさん、ふたばさん、ひとはさん、を中心とした、変態小学生マンガ、でしょうか

今回は、巻頭から保護者懇談会ということで、連載当時にも話題になっていた、父母兄のみなさん大集合から始まり、
しんちゃんのお姉さんやら、三つ子のおばあちゃんやら、
中心となるこどもたち以外の登場人物がずいぶんと充実してきた感じですね〜

同時に、巻末のチームすぎさき今昔物語みたいな、4つのときのお話なんかも出てきて、
本編はサザエさん時空ながらも、友人関係の時間の積み重ねまで描かれて、
単純な変態ギャグまんがの枠にはおさまらない、人のつながりの広がりと深みが強まっているように感じます。

とくに著しい成長を遂げていると思われるのが、三女のひとはさんで、
以前はわりと孤立しがちだった彼女も、すっかりとグループに打ち解けた感があって、むしろ積極的にコミュニケートしようと努力している様子が微笑ましいです。

印象的なのは、144卵生「彼方からの手紙」での、ひとはさんの独白と、それに対する、チームすぎさきのツッコミ、さらには「ヘーイ!ヘーイ!」。

なんでしょう、あぁ、ひとはさんは、しっかりとチームすぎさきのみんなに受け入れられているんだな〜、みたいな、あたたか〜い気持ちになれました。

いや、多分にたまごまごさんの影響を受けているのは間違いないのですが

それと、ひとはさんと、担任の矢部っちの関係も、なんだか自然な感じでいいですね〜

ぼくもすっかり矢部ひと派です。