原作・上橋菜穂子/漫画・武本糸会「獣の奏者」2巻(講談社)

昨日、TVアニメ版「獣の奏者エリン」が大絶賛の中で終幕を迎えたばかりの、まんが版です。

アニメ版では、わりとオリジナル要素も盛り込まれていましたが、
こちらのまんが版は、基本的には原作に忠実で、イアルさんも指物師出身です。

真王ハルミヤさま、セィミヤさま、ダミヤおじさまも登場しました。

セィミヤさまは、なんだかキラキラしていて、まるでお姫さまです。

シュナンさんは、真王家と大公家との対比のためには、黒髪のほうがよかったんじゃないかと思ってしまいますが……

ダミヤおじさまは、これはもう、あからさまにうさんくさい

……と登場人物が増えてきた一方で、エリンさんは、ジョウンおじさんの元で蜂飼いを手伝いながら、ついに野生の王獣と出会います。

それにしても、このまんが版のエリンさんは、目玉がくりくりしていて、表情がころころ変わって、なんだか、眺めているだけでもほんわかできます。
素晴らしいです。


巻末には、原作者とまんが家さんの対談も掲載されているのですが、
原作の新刊、?・?巻についての言及があるので、注意が必要です。
まあ、ネタバレってほどではなくて、むしろ、はやく読みたくなるような書き方なわけですが。
実際のコマを引用して、解説というか感想を語ってくれているのが、嬉しいです。