読書

NEW GAME

得能正太郎「NEW GAME」、芳文社「がんばるぞい」で一躍有名になったと目にして(予備知識はそれだけで)購入。高卒でゲーム制作会社に就職した新人さんが主人公の会社もの4コマまんがです。まだ登場していない人物もいるようですが、今のところ登場している…

V.T.R. 感想

辻村深月「V.T.R.」、講談社文庫チヨダ・コーキによる「V.T.R.」という体裁。「スロウハイツの神様」未読。「ハケンアニメ!」における「運命戦線リデルライト」の王子千春監督の次回作の原作、とのこと。殺人ライセンスのある世界の、ティーさんとアールさ…

ジブリの教科書7「紅の豚」 感想

「ジブリの教科書7 紅の豚」、文春ジブリ文庫 映画「紅の豚」にまつわるあれやこれやをまとめたもの。公開当時に夕刊フジとタイアップしたという「夕刊ブタ」が丸々掲載されているのは貴重なのではないかしら。(ジブリ以前はともかく少なくともスタジオジブ…

知らない映画のサントラを聴く

竹宮ゆゆこ「知らない映画のサントラを聴く」、新潮文庫nex「とらドラ!」で高校生を、「ゴールデンタイム」で大学生を描いた著者の新作は、23歳大卒自宅警備員。着実に階段を昇っているようで知らぬ間に踏み外している感じが恐ろしい。「恋愛小説」と謳われ…

ハケンアニメ! 感想

辻村深月「ハケンアニメ!」、マガジンハウスアニメがお仕事なお話。 アンアン誌に連載されたものだそうです。CLAMPさんの表紙に目を引かれて気になっていた上に、「少女革命ウテナ」「輪るピングドラム」の幾原監督が関係しているらしいっぽいみたいなよう…

駄菓子ラヂオ

砲火後ティータイム「駄菓子ラヂオ」シンデレラガールズのアイドルさんたちによる、駄菓子を題材にした同人誌です。響ラジオステーションにて放送中のラジオ番組「デレラジ」っぽい雰囲気で、島村卯月さん渋谷凛さん城ヶ崎美嘉さんの司会進行です。そういえ…

さよなら神様

麻耶雄嵩「さよなら神様」、文藝春秋「神様ゲーム」既読。自称・神様の小学生鈴木くんさんによる「犯人は○○だよ」という託宣から始まる、6編のお話。「神様」は自称でしかないので、それを信じるか否かは主人公さんに委ねられ、その裏をとるべく少年探偵団が…

アイマスFebri

「アイマスFebri」アニメ誌「Febri」の別冊になるのでしょうか、全記事アイマス特集。劇場版「輝きの向こう側へ」、 ミリオンライブ、 シンデレラガールズ、 ワン・フォー・オール、 と様々な形で拡散する「アイドルマスター」をひとまとめに概観する感じ。…

白銀妃 1

睦月のぞみ「白銀妃」1巻、KADOKAWA年若い王様のために集められた側室はーれむのお話。人買いに売り飛ばされて無理やり連れてこられたはーれむで、それでも自分が一番ふふーんみたいに天狗になってたのに、生意気な新入りに振り回されちゃったりするマルテナ…

俺ガイル 6.5

渡航「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」6.5巻、ドラマCD付き限定特装版 (ガガガ文庫)6巻での文化祭の後、7巻での修学旅行の前、の時期にあたる体育祭のお話。アニメ版では番外編として放送され、DVD/BDの特典として付録されていた「6.25」「6.50…

人類は衰退しました 9

田中ロミオ「人類は衰退しました」9巻、ガガガ文庫人類が衰退して妖精さんが霊長な世界のお話。 ひとまずの完結。なるほど、わからん。 過去、月へ達するほどに技術を発展させながらも暗黒の断絶を経て衰退していった人類の歴史を振り返りつつ、 月面へ旅立…

アニメを仕事に! トリガー流アニメ制作進行読本 感想

舛本和也「アニメを仕事に! トリガー流アニメ制作進行読本 」、星海社新書著者は「リトルウィッチアカデミア」や「キルラキル」に携わったトリガーの方。制作進行という役職から、アニメーションの制作工程全般を見渡すお話になっています。ちなみに、自分は…

新・新本格もどき

霧舎巧「新・新本格もどき」、光文社文庫他の作家さん(本人含む)による過去の作品を「もどく」お話。もどき元は、 二階堂黎人さん、 森博嗣さん、 北村薫さん、 西澤保彦さん、 芦辺拓さん、 麻耶雄嵩さん、 霧舎巧さん。前作「新本格もどき」未読。部分的…

レストー夫人

三島芳治「レストー夫人」(集英社) 「レストー夫人」という同じ題目の演劇を、毎年、それぞれのクラスで脚色して演じるしきたりのある学校のお話。記録係だったり、演者さんだったり、二人一役かつ一人二役だったり、衣装係だったり、それぞれの立場から、「…

娘の家出 1巻 感想

志村貴子「娘の家出」、1巻(集英社) 両親が離婚したり再婚したりなお話。お話の並びが時系列順ではないのでややこしい部分もありますが、わからないほどではない模様。 太めの男子を好む女子の人なんて、実在するものなのかしら。(※ただし、……)、ってやつ…

からかい上手の高木さん 1

山本崇一朗「からかい上手の高木さん」、1巻 (小学館)教室の席が隣の高木さんのお話。隣の女子の人を意識してしまうというのはたいへん身に覚えのあることではありますが、 この主人公くんが稀有なのは、いつもからかわれてばかりの高木さんにどうやって仕返…

増補エロマンガ・スタディーズ 感想

永山薫「増補エロマンガ・スタディーズ:「快楽装置」としての漫画入門」、ちくま文庫 まんがの歴史の概略。まんが媒体を伝達する遺伝子「ミーム」を軸に、誕生から拡大、発散の過程を辿ります。黄色い楕円が当たり前のような認識でしたが、その背景にはいろ…

ジブリの教科書6「おもひでぽろぽろ」 感想

「ジブリの教科書6 おもひでぽろぽろ」 (文春ジブリ文庫) 内容をほとんど忘れていたため、わりと最近(たぶんかぐや姫前後)にテレビで放送された際、(失礼ながら)意外におもしろいじゃんよ、とか思ったものです。原作を未読なもので、まずオトナ編が映画…

Re:ゼロから始める異世界生活3 感想

長月達平「Re:ゼロから始める異世界生活3」、MF文庫J Web未読。異世界召喚死に戻りもの。お屋敷編の解決編。フーダニットからの力業でねじ伏せる的な展開。主人公さんが直情径行型なのか慎重熟慮型なのか、アウトドア派なのかインドア派なのか、つかみどころ…

メルカトルかく語りき 感想

麻耶雄高「メルカトルかく語りき」 (講談社文庫)メルカトルかく語りき (講談社文庫)作者: 麻耶雄嵩出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/05/15メディア: 文庫この商品を含むブログ (6件) を見る銘探偵メルカトル鮎さんの活躍を描く、短編集。ノベルス版既読…

Re:ゼロから始める異世界生活2 感想

長月達平「Re:ゼロから始める異世界生活2」、MF文庫JWeb未読。異世界へ召喚されて死に戻りするお話。 1巻のステージはクリアできたようで、お話は新たなステージへ。 死に戻りのルールは召喚されたいきさつとも関わってくるご様子。 まだまだ予断を許しませ…

リスアニ&声グラ 感想

「リスアニ!」vol.17 「アイドルマスターシンデレラガールズ 夢は夢で終われない!」 シンデレラマスター第6弾全曲レビューと、石原総合ディレクターのインタビュー記事。 シンデレラガールズに限らず、アイドルマスターコンテンツ全般に渡るお話でした。 …

理想のヒモ生活 5 感想

渡辺恒彦「理想のヒモ生活」5巻、ヒーロー文庫Web未読。異世界へ召喚されて女王様の王配となった、元・現代日本のサラリーマンであるところのゼンジロウ殿下が大活躍の巻き。単身赴任で外交したり竜退治の指揮したり。 ヒモというのはほんとたいへんな立場な…

一〇年代文化論 感想

さやわか「一〇年代文化論」、星海社新書 46一〇年代(笑)の「残念」なお話。前書きで自己言及されているとおり、「十年単位に囚われているだけでバカバカしい」。 素直に「今どきの若いもんは……」と言えないがために、どうにかこうにか「若者文化」に理解を…

メガミマガジン2014.6月号 感想

メガミマガジン2014.6月号、学研 巻頭特集「シンデレラたちの来し方行く末」 アイドルマスターシンデレラガールズ、アニメ化へ向けての特集記事です。 テレビアニメ版では、アイドルさんたちのデビュー前の部分にも注力されているようで、期待大。 監督さん…

Spotted Flower 1 感想

木尾士目「Spotted Flower」1巻、楽園コミックス はらぼてもの。こういう趣味に理解のある嫁さんってファンタジーだよな〜、と憧れてしまいます。 おまけに向こうから迫ってきてくれるとか、うらやましい。 結婚してもあんな趣味趣味した私室を持てるのもう…

彼女のカーブ 感想

ウラモトユウコ「彼女のカーブ」、F COMICS 女子の人の曲線をめぐる短編集。漠然とした先入観ですが、エロティクスエフらしい気もするし、フィールヤングとかあの辺の女性向けっぽい雰囲気も感じます。ごくありふれた日常の断片を切り取ったような感じであり…

藤子・F・不二雄の発想術 感想

編:ドラえもんルーム「藤子・F・不二雄の発想術」、小学館新書藤子・F・不二雄さんの、エッセイやインタビュー、まんが賞の講評などの言葉の抜粋。断片的に、関連する部分だけを抜き取って、流れに沿って並べてある形になっているので、読む分にはさらりと…

櫻子さんの足下には死体が埋まっている 感想

太田紫織「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」、角川文庫 櫻子さんの足下には死体が埋まっている|無料小説ならエブリスタWeb未読。骨を集めるお嬢様のお話。櫻子さんの造形は素晴らしいと思いますし、こういうお嬢様に気に入られて振り回されたいと思…

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。9巻 感想

渡航「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」9巻、ガガガ文庫非りあ充さんによる願望充足のお話。と思っていたのに、すっかりりあ充様となられてしまわれて。 感慨深いものです。イベントに向けた会議のぐだぐだ感は身につまされます。ビジネス書的な…