スタジオジブリ

ジブリの教科書9「耳をすませば」 感想

「ジブリの教科書9 耳をすませば」、文春ジブリ文庫 映画「耳をすませば」の解説、制作現場紹介、その他もろもろ。いつもながら、アニメーションの制作過程をわかったような気分に浸れたかのように錯覚できます。背景美術のお話とか、興味深いです。写実的な…

ジブリの教科書7「紅の豚」 感想

「ジブリの教科書7 紅の豚」、文春ジブリ文庫 映画「紅の豚」にまつわるあれやこれやをまとめたもの。公開当時に夕刊フジとタイアップしたという「夕刊ブタ」が丸々掲載されているのは貴重なのではないかしら。(ジブリ以前はともかく少なくともスタジオジブ…

山本二三展

静岡市美術館「山本二三展」を見ました。未来少年コナンから始まり、名探偵ホームズ、じゃりン子チエを経て、天空の城ラピュタ、火垂るの墓、もののけ姫とジブリ作品を支えて、時をかける少女へ至るまで。 宇宙ショーへようこそやミヨリの森などなど。日本の…

思い出のマーニー(2回目)

映画「思い出のマーニー」を観ました。2回目。まず訂正です。 前回、「大すき」を頻発しすぎみたいに書きましたが、そんなことありませんでした。けっこう重要なポイントでだけ、言っていたようでした。ただ、「ふたりだけの秘密」だとか「他の人には内緒」…

思い出のマーニー 感想

映画「思い出のマーニー」を観ました。原作未読。あんなさんとマーニーさんのお話。「あなたのことがだいすき!」、の唐突さに女子の人の感情の飛躍を感じると同時に、自分にはゆりゆりを楽しむ能力が失われてしまったのではないかと悲しくなった次第。ぶっ…

風立ちぬBD 感想

Blu-ray「風立ちぬ」を観ました。映画館では何度か観賞済み。やはりどこかいびつな、ゆがんだお話なのだろうと思います。が、そんな部分に憧れたりして。二郎さん、かっこいいのですよ。変なところも含めて。設計屋さんかっこいい。10年。 あっという間でし…

ジブリの教科書6「おもひでぽろぽろ」 感想

「ジブリの教科書6 おもひでぽろぽろ」 (文春ジブリ文庫) 内容をほとんど忘れていたため、わりと最近(たぶんかぐや姫前後)にテレビで放送された際、(失礼ながら)意外におもしろいじゃんよ、とか思ったものです。原作を未読なもので、まずオトナ編が映画…

かぐや姫の物語(2回目) 感想

映画「かぐや姫の物語」を観ました。 2回目。やはりすごいというか圧倒されるというか。 あと、ひどいお話だなあ、と。愚かな男にとっては、タケノコさんは手が届かない夢のような存在ということなのでしょうかなあ。悲しいのは、単なる別離以上に、社会制度…

ジブリの教科書4「火垂るの墓」感想

「ジブリの教科書4 火垂るの墓」、文春ジブリ文庫 テレビ放送までには間に合いませんでしたが、ようやく読了。自分にとっては復習というよりも予習に近い感覚でした。 高畑監督ご本人と、原作者野坂昭如さんご自身による解説が多めなのが、これまでのシリー…

夢と狂気の王国 感想

映画「夢と狂気の王国」を観ました。スタジオジブリの密着ドキュメンタリーです。というか、ほぼメイキングオブ風立ちぬ。 ネタバレ等ありますので、風立ちぬを観ておいたほうがいいと思います。 何度観ても、庵野さん大抜擢の場面は笑えます。ほぼ宮崎駿さ…

かぐや姫の物語 感想

映画「かぐや姫の物語」を観ました。原作はたぶん教科書に載っていた程度の知識。 竹から生まれたかぐや姫さんが高貴な方々の求婚を振り切って月へ帰るお話です。おそらく、大筋は原作通りなのだろうと思います。 なんともまあ救いの無いお話です。以下、ネ…

風立ちぬ(5回目)感想

映画「風立ちぬ」を観ました。 5回目。以下、ネタバレ注意

風立ちぬ原画展

横浜そごう「風立ちぬ原画展」へ行ってきました。 今日までの開催だったようです。映画既見。イメージボードやらキャラクター絵やらもありましたが、大半は背景美術だったような気がします。美しい。 お話の解説があるわけではないものの、ストーリーに沿っ…

風立ちぬ(4回目)感想

映画「風立ちぬ」を観ました。 4回目。 ネタバレ注意 今までは、飛行機開発の苦労話要素は薄いように感じていましたが、今回は日の丸飛行機が墜落を繰り返してばかりなのがやたらと印象に残りました。 貧しい日本が無理をして、亀に追いつき追い越そうとする…

風立ちぬ(3回目)感想

映画「風立ちぬ」を観ました。3回目です。多少眠たくても最後まで見入ってしまうあたり、さすがです。 そんなわけで、メガネとタバコと蒸気機関車、堪能いたしました。美しい夢でした。 やはり今作はファンタジーの範疇だと思うの。 計算尺 大事なものを忘れ…

風立ちぬ(2回目)感想

映画「風立ちぬ」を観ました。 2回目です。 以下、ネタバレ、歪んだ妄想、曲解、先入観注意 飛行機と結核少女という男性向け要素が強い今作でありますが、それだけに、女性向けとしての需要もあるのではないかしら、と思ったりしたのでした。 本庄×二郎は鉄…

風立ちぬ 感想

映画「風立ちぬ」を観ました。 原作未読。ゼロ戦を作った人のお話。予告編から想像される以上のものではなかったような気がしますが、 技術屋の生き様として、うらやましくすらあります。声は意外と気にならなかったというか、むしろはまり役だったと思いま…

ジブリの教科書3「となりのトトロ」 感想

スタジオジブリ・文春分庫編「ジブリの教科書3 となりのトトロ」、文春ジブリ文庫 あいかわらず雑多というか幅広い内容です。 主な内容としては、時代背景と、美術について、でしょうか。 懐古ではない、とされつつも、個人の体験と重ね合わせた回顧になって…

ジブリの教科書2「天空の城ラピュタ」 感想

スタジオジブリ・文春分庫編「ジブリの教科書2 天空の城ラピュタ」、文春ジブリ文庫 あいかわらず雑多というか幅広い内容です。アフレコレポートやら制作現場のお話やら、作中に登場する機械の解説もあれば、鉱物としての飛行石の解説もあったり、大阪万博と…

ジブリの教科書1「風の谷のナウシカ」 感想

スタジオジブリ・文春分庫編「ジブリの教科書1 風の谷のナウシカ」、文春ジブリ文庫 「教科書」という表題ではありますが、どちらかというと資料集とか副読本という感じ。 解説・読解的な部分と、映画公開当時の資料集的な面とあります。映画「風の谷のナウ…