散り椿 感想

映画「散り椿」を観ました。
2018年10月28日、シネマサンシャイン沼津にて。
原作未読。

・静かで落ち着いた時代劇
・かと思ったらチャンバラの場面で返り血がぶっしゃあと飛び散っていて、少しばかりチグハグなようにも感じたのですが、あれこそが人を斬るということであり、生きているということなのかもしれません
・そういう意味では麻生久美子さんが肩をはだけて髪を梳く場面のなまめかしさもまた生の象徴なのかも

岡田准一さんを筆頭に俳優さんたちの男の色香がものすごくてドキドキしてしまいました
・四天王の若かりし時のいちゃいちゃ感とか
・1人だけ若くて弟分扱いの池松壮亮さんが、伝説的な上級生グループに憧れているかのような(それをわかりやすく表に出すようなことはしないけど)
エヴァでシンジくんと加持さんが一緒にお泊まりしたときの「君は自分の父親のことを聞いて回っているのかい?」「ずっと一緒にいなかったから……」みたいな会話を思い出すというか)

・そういえば切腹した後に畳の上を血がだらーっと流れてたのを見ての感想が「後始末たいへんそうだなー」だったのはちょっとばかり感情移入できてなさすぎたかも

・エンディングクレジットの名前は、あれは各々ご本人の直筆だったのかしら
ああいうのも味があってよいものですね