リメンバー・ミー 感想

映画「リメンバー・ミー」を観ました。
2018年3月25日、横浜ブルク13にて。
IMAX 吹替版。

・後から振り返るとそりゃそうだよなあという仕掛けではありますが、見ていた間はすっかりだまされてたというか、ミスリードにつられてあんなのとどう和解するんだろうとか考えてしまってました。

・あいかわらず悪役には容赦ないし、序盤で既に「この人は悪役ですよ」と提示されていたようなものだったのかも
天誅

・致命的なネタバレになりそうですけどKUBOを思い出すというか

・日本語吹替版でしたけどミゲルくんの歌声がとても綺麗。
・予告編で何度も聞いてたシシドカフカさんのもあれはあれでいいのですが、(実際にあの歌のおかげで見てみたい気持ちになりましたし)、本編内のミゲルくんの歌声を流したほうが宣伝効果大きいのではないかしら。



・お話の構造としては「DESTINY鎌倉ものがたり」と通じる部分もあるかしら。比較するようなものでもないでしょうけど。
・というか、鎌倉ものがたりの場合はオルフェウスの神話とか黄泉比良坂のお話の類型みたいな印象でしたけど、本作の場合は誰かを連れ戻しに行くのではなくて本人が行って帰ってくるタイプなのでピーターパンとか不思議の国のアリスみたいな型になるのかしら。

・序盤での、家族の頑ななまでの無理解は見ていてつらかったです。
・あそこまで頑迷に家族の掟を守り続けるというのは、それだけ家族を大切にしているという証左でもあるのでしょうけれども、それ故に呪いのような枷にもなってしまっていたのかも。


同時上映「アナと雪の女王/家族の思い出

・アナさんとエルサお姉さんがいちゃいちゃしててかわいい
・どちらかというとオラフさんの大冒険
・ちょっとばかり季節はずれなような
・近年のポリ的なコレとしては「クリスマス」は特定の宗教の行事だから配慮が必要みたいな話を聞いたことがあったような気がしましたけど、本作で描かれているのはあくまでも各々の家族ごとに行っている伝統行事みたいなものであって宗教的な意味合いはなさそうかしら。
・クリスマスが先かキリストが先か、みたいな。

・余談ですが、アナさんとエルサお姉さんとの間に挟まれたオラフさんの鼻のニンジンが何らかのメタファーであるかのように見えてしまって、汚れた目で見てはいけないと反省しました