テラフォーマーズ 感想

映画「テラフォーマーズ」を観ました。
5月15日、シネマサンシャイン沼津にて。

原作未読。
テレビアニメシリーズは1期は早々に脱落、今やってるリベンジは見てます。

火星に苔か何かの植物を送り込んで生活環境を整えようとしたらとある生物が急激に進化しちゃってたので、駆除するために精鋭を送り込みました。みたいな。

アニメ版では国際色豊かな人員でしたが、こちらの実写映画版では日本が他国に抜け駆けしてこっそり実行したことになっているようで。

それでも内輪もめが生じてしまうのですから、やはり宇宙飛行士はしっかりと適性検査に合格した上で閉鎖空間でも協調して生活できるように訓練を受けてから宇宙へ出るべきなのだろうなあと思ったりしました。

目的次第でもあるのでしょうけれども、火星まで行って、あわよくば帰ってこられるだけのあれやこれやといった機材やら資材やら運用費用云々を考えると、行ったっきりにさせてしまうのはもったいないのではないかしら、と思いつつ。

あの状況ではむしろ帰ってこられては困るのではないかしら。
彼らが生還するによって実験の存在が明るみになってしまうのも困るだろうし、火星の異性物を連れ帰ってしまうリスクもかなりの困りものでしょう。

自分が小栗旬さんの立場だったら、帰還できる準備がしてあるようには見せかけておいても実際には故障したりなんやかんやで絶対に帰還させないくらいの保険はかけておくんじゃないのかなあと思ったり。

それでもやっぱり実物のサンプルは手に入れておきたいものなのかしら。

小栗旬さんの役柄、おもしろかったです。

あとおいしい役柄だったのは滝藤賢一さんでしょうか。
ラノベの主人公かよ、みたいな。

渋川清彦さんは何か活躍してたかしら。うろ覚え。
いかにもなチンピラっぽい役柄だったと記憶してはいますけど。

あの姿でも武井咲さんだとわかるの伊藤さんはすごいと思いました。
あそこまで厚化粧されてしまうとぼくではたぶん判別できない。

そういえば粉塵爆発って閉空間で発生するものだとばかり思い込んでいたのですが、開空間でもあんなに爆発するんだなー、粉塵爆発こわいなー、と思いました。

アニメ版でもよく言われていることですが、現在の話を断ち切って回想ばかり割り込むような構成になってしまうのはテンポが悪いように感じてしまうものなのかもしれません。

回想が必要なのもわかりますが、過去を丸々描写しなくてもほのめかす程度でいいのではないのかなあと思うのですが。

回想と現在とが綿密に連動するならまだしも、ただ、火星へ来るまでにこういうことがありました、という説明だけに思えてしまったのかもしれません。

ぼくの見方が浅いだけで、もっとちゃんと読み取ることができればしっかりと過去と現在とが関連していることを理解できたのかもしれません。

観賞者を欺くような意外なひっかけもあったりするので、手放しに「おもしろくない」と断言できるほどでもなく、それなりにおもしろく見ることもできる映画だと思いました。