ゴーストバスターズ 感想

映画「ゴーストバスターズ」を観ました。
8月20日シネマサンシャイン沼津にて。
2D字幕版。
旧作未見。

ゴーストをやっつけるお話。

女性の顔面にスライム状の液体がぶっかかるのを見て楽しめる人に向けた作品ではないかしら。
あれだけぶっかけられているにもかかわらず、服装をツナギの作業着に替えはしたものの、顔面のぶっかけ対策をまったくしていないのが、なんだか不思議でした。

まったく無害の物質ならいいのですが、人体に害のある薬品とか酸みたいなのだったらかなり危険だったのではないかと心配してしまいます。

作中での描写は無かったかもですが、ニオイも気になります。

どうしてそんなことが気になるのか自分でも不思議でしたが、思い返すに、「パンティ&ストッキング」の特に第1話のイメージが強いせいかもしれません。
ゴースト=汚物みたいな先入観があったのかも。

汚物は言い過ぎかもしれませんけれども、せめてゴーグルくらいはしてもよかったのではないかしら。

街の危機に際して民間での努力が公的権力に潰されそうになるのを見ると、なんとももどかしい気持ちになります。
公的機関の側でも独自に調査や対策を進めていたようですが、公的機関なんか信用できない、というのもまた世間一般の視点としてはあり得るのかもしれません。

かの巨災体もまた、あの世界の民間の立場から見ると、最後の決戦に至るまでは特にこれといって表に出るような成果があったわけでもなく後手後手のダメダメに見えたかもしれないし、取引先にとってもムチャな要求ばかり押しつけてくる厄介な相手だったかもしれません。
あの中では描かれていなかったものの、もしかしたらあの御用学者さんたちも独自に何らかの反撃手段を検討しようとしていたかもしれません。

現実vs虚構というコピーにならうなら、東京vsニューヨークであり、公的機関vs民間でもあるような、対照的な作品として見てもおもしろいかもしれません。

あのメガネの男の人が何がよかったのか、あれがイケメンという理解でいいのか、よくわかりませんでしたが、エンディングは楽しかったです。