ターザン:REBORN 感想
映画「ターザン:REBORN」を観ました。
8月20日、シネマサンシャイン沼津にて。
2D字幕版。
原題:The Legend of Tarzan
大元の「ターザン」はよく知りませんが、(しいていえばドラえもんでのび太さんが撮影に協力してたくらいの認識ですが)、おそらく、その「ターザン」のその後のお話。
イギリスで貴族だか代議士だかっぽい立場になっていた元ターザン氏が、コンゴでのトラブルの調査に行く感じ。
元ターザン氏は乗り気ではなかったものの、サミュエルLジャクソン氏に乗せられちゃった感じ。
コンゴでは財政難をどうにかしようと、現地の人を大量に捕まえて奴隷にしてダイヤモンドを採掘しようという計画だったご様子。
おまけに、ダイヤモンドの鉱山に詳しい部族の人は元ターザン氏と何やら因縁があるご様子。
がんばれターザン、負けるなターザン。
奇遇なのか意図的なのかわかりませんが、「ジャングルブック」とほぼ同時期の公開ということで。
正直なところ、あの動物たちがCGだったとしても優劣をつけられるほどの差は感じられませんでした。
大きな違いとしては、ジャングルブックはモーグリ少年以外はほとんど動物だけのお話だったのに対して、こちらは人間が大勢出てきます。というか、人間側の利権争いが中心で動物は思ってたより少なめかもしれません。
もうひとつは、ジャングルブックでは動物たちが言葉を話しますが、こちらの動物は人語は話しません。
その上で、元ターザン氏と動物たちとが意思疎通できているのかできていないのかわからないような微妙な距離感です。
ナレーションでは、元ターザン氏がジャングルの動物たちを「支配」していたと言っていましたが、(原語はわかりませんが字幕はそうなっていたので)、彼らの関係を見るに、元ターザン氏と動物たちとの間に支配・被支配といった上下関係があったようには見えなかった気がします。
ぼく自身が「支配」という言葉に強圧的に服従を強いるようなイメージを持ってしまっているだけで、単純に「支配」といってももう少しゆるやかな関係を指す場合もあるのかもしれませんけれども。
とはいえ、元ターザン氏が真摯にお願いすれば動物たちが助けてくれるくらいには良好な関係のようです。
所詮、人間の敵は人間だよ。
サミュエルLジャクソン氏の正体はびっくりするところでいいのかしら。
わかる人なら登場の時点で察せられるのかしら。