ひつじのショーンスペシャル〜いたずらラマがやってきた!〜 感想

映画「ひつじのショーン スペシャル 〜いたずらラマがやってきた!〜」を観ました。(3月6日観賞分、横浜ブルク13

前半の傑作選は楽しく見ることができました。
4本くらいあったでしょうか。
牧場主が廃棄しようとした音楽レコードプレイヤーを拾ってダンスパーティーをしたり、
ショーンさんが恋したり、
思い出の木を守ったり、
チビの子のお気に入りのぬいぐるみを取り返そうとしたり。
クスクス笑えるようなものから、ホロリと泣けそうなものまで、バリエーションも豊富で良いものでした。

が、後編の本編「いたずらラマがやってきた!」は、おもしろおかしい側面よりも、いたたまれなくて辛くなる側面が大きかったように思います。

暢気に暮らしていた羊の群れにヒャッハー勢が入り込んで我が物顔で和をかき乱してしまう。
コメディとはいえ、つらいです。

羊の人たちや豚の人たちだって必ずしも行儀がいいわけではなく、結構なやんちゃもやらかしてきていることは、前半の傑作選でもわかります。
しかし、ここで出てくるラマの人たちは、そのやんちゃの限度がずいぶん違うようなのです。
育った環境や文化の違いなのかしら。

先日、サザエさんのノリスケさんが磯野家に上がり込んで好き放題していたらしいとの噂を目にしましたが、ちょうどこの作品のラマの人たちを思い出しました。
何故だかわかりませんが、こういう人たちを大らかに受容できてしまう方々もいらっしゃるご様子なので、ぼくの心が狭いだけなのかもしれません。