亜人 -衝動- 感想

映画「亜人 -衝動-」を観ました。(12月5日観賞分)

原作未読。

殺しても死なない人の形をした「亜人」が迫害されている世界のお話。

亜人の数が少ないから迫害されているだけで、亜人が徒党を組んで組織的に活動するようになったらあっという間に世界が転覆しそうなものですけれども。

そういう意味では、人間側の嫌悪的な反応は、むしろ自分たちの生存を脅かす優越種に対する危機感の現れなのかもしれません。

おそらく主人公くんの内面に本作の特徴があるのでしょうけれども、この映画ではそこまで特異さを前面に出していないように感じました。

少しひねくれた程度にしか見えなくて、ちょっと変わった子、くらいかと思いきや実は……、みたいな感じ。

原作ではどうなのかわかりませんが、この映画だけ見た限りでは、誘引力は弱めなように感じてしまいました。
概要だけ見るとわりとよくある話に見えてしまうので、素人考えでは、特異さを押し出してもらったほうがよさそうな気がするのですけれども。

1月からはテレビシリーズの放送も始まるとのことですが、劇場版3部作との差異化をどのようにはかるのかも気になります。