レ・ミゼラブル 感想
映画「レ・ミゼラブル」を観ました。
原作未読。
フランス革命後の、ジャン・バルジャンさんの生涯を描くお話です。
妹の子のためにパンを盗んだかどで20年近く投獄されていたジャン・バルジャンさんは、仮釈放となりますが、身分証を破棄してしまい、ジャベール警部に追われる身となります。
この追いかけるジャベール警部が、素敵です。
いかにも法と正義の番人といった体で、行く先々でジャン・バルジャンさんを追い詰めます。いやはや、スリリングです。
もうひとり印象的なのが、名前はど忘れしましたが、コゼットさんが育った宿屋の娘さん。悲しい役回りでしたが、あの両親のもとで育ったわりには、健気でまっすぐな心根の好い人でした。
本作はミュージカル映画なので、登場人物たちが四六時中歌い上げているわけですが、そういうものかと慣れてしまえば、その歌声に聞き惚れます。
とくに、革命のときの勇壮な曲は、どこかで聞いたことがあるような気がするくらい、勇ましくかっこいいのでした。
邦題ああ無情のどのあたりが無情なのかはわかりませんでしたが、(しいていえばジャベール警部の末路でしょうか)、ともあれ、有名な作品を知ることができてよかったです。
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レ・ミゼラブル―ああ無情― (新装版) (講談社青い鳥文庫)
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