映画ST赤と白の捜査ファイル 感想

映画「映画ST赤と白の捜査ファイル」を観ました。

原作未読。
テレビシリーズ未見。

特殊な能力を持つちょっと変わった人たちで構成される特別な捜査班のお話、のご様子。

初見ながら、登場人物の関係をなんとなくでも察することができたので、ありがたい。

もちろんシリーズを通して見ないとわからない部分もあるでしょうけれども、これ単品でも十分に楽しめるお話になっていたと思います。

コメディ要素もあるのも笑えておもしろい気分になりやすい要因かもしれません。

その上で、赤城さんとキャップさんのバディものというか、ほとんどびーえるの域と言ってもよさそうなお互いを支え合う関係が、いい感じだったと思います。



以下、気になった点。
ネタバレ注意。













犯人の人たちは、あんなに顔出ししてしまってましたけど、金銭を受け取った後はどうするつもりだったんですかね。

うまいこと出し抜いたつもりだったのかもしれませんけれども、あそこから先の将来を何も考えてなかったのではないかと見えてしまいました。

金銭目当てということは殉死するつもりでもなかったでしょうに。

生存戦略が見えませんでした。



劇中、ついった的なSNSが大活躍してたみたいですが、
ついっただとするとなんだか違和感があります。

自分の経験では、ぽっと出のアカウントでは大してフォローされることも無いですし、ろくに注目されたりしやしません。

炎上なんかするのはある程度多数のフォロワーさんを抱えるようなよほど有名なアカウントなのではないかと思ってます。

ぽっと出のアカウントであんな意図的な拡散が可能なのかは、ちょっとばかり疑問です。

時折、他の人たちがやっているついったは自分が登録しているついったとは違うのではないかと心配になるくらい、うちのタイムラインに流れてくる情報と、まとめサイト的なところで見かける流行のついーと的なものとが、乖離していてなんだか不思議です。

例えば本作の、赤城さんとキャップさんの目撃情報的なついーとは、まずおそらく、うちのタイムラインには流れてこない気がします。

botさんみたく片っ端からフォローして回ってフォロー返ししてもらうみたいなことをすれば、もう少しはフォロワーさんを増やせるのかしら。



同様についった的なSNSを扱っていた「白ゆき姫殺人事件」では、それまでラーメンついーとばかりだったアカウントが違うことをついーとし始めるみたいな部分が、なんか現実味あった気がしたのを思い出したり。



ウィルス的なものに対するセキュリティ意識が低いもので、あんな、釣りのリンクをクリックしただけで感染してしまうようなものが実在したら、たぶん自分も引っかかってしまうだろうと怖くもなりますが、
データを持っていかれたところで大半がえろ画像やえろ動画で相手のハードディスクを圧迫するだけだと思うと別にいいかなとか思ってしまうあたり、我ながら意識低い。

データを収集してる人たちは、その膨大な無益な情報の中から有益な情報を選別せねばならないと思うと、たいへんなお仕事だなあと思います。

えろデータですら整理しきれないというのに。



あんなデータ収集ウィルスなんかよりも、交通信号機を勝手に変えることができるアプリのほうがよほど脅威だと思いますが、
あれは金銭的な商売には結びつかないのかもしれないと思うと、ハッキング能力と商売の才能とは、なかなか両立しにくいのかもしれません。



そんなわけで、掛け算的には百合×赤になるのかしら。
教えて、えらい人。