アイカツ! 感想

映画「劇場版 アイカツ!」を観ました。

原作未プレイ。
テレビシリーズほぼ未見。

大スター宮いちご祭りのお話。

アイドルさんがランキングで格付けされる世界の苛烈な生存競争のお話、かと思いきや、意外と和気藹々してました。

「見た人が明日もがんばるぞいとなれるお祭り」というテーマに沿った、元気いっぱいのステージではあります。

一方で、世代交代の流れもあるようで、ママン世代・先輩世代から、星宮いちごさんを経て、後輩さんへと受け継がれていくアイドル精神みたいなものも、美しいです。

子供はわかってあげない」で描かれたような、「前の世代から受け取ったバトンを次の世代へ渡すこと」を意識した作品を目にする機会が最近多くて、なんか、良いですね。

自分にもそれができるのかは自信ありませんけれども。



登場人物が多くて、おそらくそれぞれに物語があるのでしょうけれども、本作ではあくまでも星宮いちごさん1人に焦点が絞られているので、初見にも優しい作りだったと思います。

その分、他の子は脇役扱いで、元からファンの向きには不満もあるかもですけれども。



衣装さんはこだわるにしても期日に間に合わないのはプロフェッショナルの意識としてどうなのかしら、
小芝居で引っ張るよりも、少しでも長く歌って踊ってを見たいという心情もあると思うのですが。

イン・ザ・スカイは輿水幸子さんかと思いました。



そんなこんなで、明日もどころか、来年も1年がんばるぞい、という清々しい気分になれたのでした。