カリオストロの城 感想

映画「ルパン三世 カリオストロの城リマスター」を観ました。

これまではTV版しか観たことなかったはず。

台詞もそれなりに覚える程度には繰り返し観ていると思いますが、正直なところ、リマスターによる違いはよくわかりませんでした。
色の違いとかわかりませんて。

昨今の、「ヲタクとは記憶能力をその方向に特化した人種である」という説を採用するならば、自分はヲタクの域には達していないようです。
無念。

そんなわけで、いろいろな言説を目にして、この映画に粗があることも重々承知しているのですが、それでもなお、よくできたお話しだなあと敬服せざるを得ないのは、やはり語り口の上手さということなのかしら。

体力的には少しばかりきついですが、精神的にはたいへん充足させていただいたので、ちょいと無理してでも観てよかったと思います。

映画館では、パンフレットの復刻版を販売していたり、広告チラシを配布していたりと、意外にも力が入っています。
1979年というと、自分の年齢とあまり変わらないわけですけど、それが色褪せないのだから、すごいものです。
これが成功したらこの手の旧作復刻商売が増えるのかしら、と想像しますが、今回のお客の入り具合では期待薄かしら。
パンフレットの監督さんのルパン解説、ほぼご本人を投影しているのではないかという勢い。
先代ルパンさんのコメントも泣かせます。