ルパン三世

映画「ルパン三世」を観ました。

実写日本語吹替版(と表記したくなる勢い)。

アニメでおなじみのルパンさん次元さん五ェ門さん不二子さんに加えて、マイケルさんだの何とかさんだのといったおそらくこの映画だけの出演だろうと思われるお仲間が増えたりなんかしたりして国際色豊富です。

ルパンさんが巨大犯罪組織の一員にすぎないというところから意表を突かれますが、テレビの特番アニメのシナリオだと言われればそんなに違和感は無いかもしれません。

五ェ門さんが割を食うのも大概いつものことですし。

とはいえ、ルパンさんと次元さんが初対面ほどではないにしても初めて組む感じっぽかったりと、峰不二子という女や次元大介の墓標とは別次元のご様子。

ジャケットの色は赤だったり緑だったり。

予告状の顔とか黄色の小さい車とかおつかれさんとかはカリオストロのイメージでしょうか。

変なところにこだわりがあるみたいです。

お話の中軸もほとんどマイケルさんで、ルパンさんとの相棒っぷりは次元さんを差し置いてなかなかの見応えでした。

あと、不二子さんのキャットファイト

女子の人同士のくんずほぐれつはよいものです。

音楽面では、さすがに大野音楽とは違いますが、この王蟲の鳴き声みたいな音色もこれはこれでいい感じ。

予告編の部分だけではわかりませんでしたが、エンディングに流れるフルバージョンではどことなく大野版にすり寄ろうとする涙ぐましい努力が感じられて、二重に泣けます。

そんなこんなで、自分の世代ですらテレビアニメシリーズはどうにか再放送で知っているくらいですので、若い人は下手したらアルバトロスやら小山田マキさんやらラムダさんやらを知らないのかもしれないな〜と思いましたが、こんなことを書いている時点で、ルパンファンからしたらにわかのジブリ脳にしか見えなかろうとも反省してます。

と、事前には思っていたものの、観客席はわりと若い人が多くて、役者さん効果が大きいのかしら、と思いました。