映画「一枚のハガキ」を観ました。
太平洋戦争を題材にした、一枚のハガキをめぐるお話です。
兵隊さんの命運が、くじ引きで決まるという、生きるか死ぬかが紙一重な世界が描かれています。
同じ部隊にいた人物から一枚のハガキを託されたトヨエツさんが、差出人であるところの大竹しのぶさんのもとを訪ねる、というのが、大まかなあらすじ。
出征した兵隊さんよりもむしろ、遺された側の悲哀が、重点的に描かれます。
重苦しいばかりではなく、軽妙さも交えて、巧みに描写されます。
自分にとっては、太平洋戦争なんてのは遠い過去の出来事ですが、未だに戦争が終わっていないという世代の方々もいらっしゃるということなのでしょうか。