柏原麻美「宙のまにまに」5巻(講談社)

相変わらず見どころ満載の、天文部まんがです。


まずは、前巻から引き続いての冬合宿。

世代交代をしんみり交えつつ、冬の凍てつくような澄み渡った空気が描かれます。

望遠鏡で覗いた土星の静かな姿は、決して大きくはないものの、確かな存在感があります。


続いて、卒業していく三年生、特に、路万部長と近江さんのお話。

カノープスどうこうもありますが、とにかく近江さんが素敵過ぎます。

大学生の近江さんも素敵。


そして、春。
新入生の季節です。

石猛者ポムじいさんの登場で、目線が上だけでなく下にも向けられます。

笑さん、好いキャラです。
新入りは生意気なくらいがいいですね〜

もうひとりは…今後に期待でしょうか。


最後は、彗星の接近に向けて、自分達の望遠鏡を手に入れるためにみんなでアルバイト。

目標へ向けた一体感に加えて、彗星の接近というイベントで気分が盛り上がってくるワクワク感が楽しいです。

間の望遠鏡の蘊蓄もためになります。


そして、念願の望遠鏡を入手しての、ファーストライト。

大きな尾を引く彗星が、圧巻です。

はるこさんも素敵ですね〜


余談ですが、彗星というと、ピロウズさんの「僕らのハレー彗星」は名曲です。