片山ユキヲ「空色動画」2巻(講談社)

こちらは、引っ込み思案なヤスキチ、パンクバンドのベーシスト・ノンタ、天然自己中帰国子女のジョンの三人を中心とした、
高校生アニメ製作物語です。

文化祭で自主製作アニメを上映しようとしますが、紆余曲折があって…という感じです。

1巻でもそうでしたけど、クラス全員を巻き込んで大きな流れになっていくあたり、
さらには、問題が発生して挫けそうになってみたり、バラバラになってしまったり、それがまたまとまってひとつのなっていったり…
と、お約束のような展開ではありますが、やはり胸が熱くなります。

何より、みんなが生き生きとしていて楽しそうなんですよね〜



それから、間に挟まれている夏祭りでの走馬灯のエピソードが、秀逸だと思います。

走馬灯に絵を描いて動かして…というところまででもほんわかしたいい雰囲気なのですが、
そこから、バッと絵が広がって浮かび上がってくる画面に飲み込まれそうな感覚でした。