アンソロジー「スペランカーアンソロジーコミック」、JIVE

伝説のゲーム「スペランカー」を題材にした、アンソロジーです。

原作ゲームは遊んだことがありませんけども、ネタとしてはしばしば見掛ける気がします。

で、参加しているまんが家さんが、豪華というのかなんなのか……不思議な顔ぶれです。


能田達規さんは初見。体験まんがで、スペランカーを知らない読者への紹介としても機能していそうです。
が、それはさておき、娘さんがたいへん愛らしい。


田丸浩史さんは、お名前は知っている気がしますけど、まんがは初見かしら?
入院しているお嬢さんのところへ、世界スペシャルランカーのスペランカーさんがお見舞いに訪れたり。


小路啓之さんは、イハーブの生活の人。
作風どおりの不思議世界というか、
ちょっぴり藤崎竜さんのサイコプラスを思い出してみたり。


犬さんは、初犬とかの成年向け方面の人。
ヘッドホン少女に対抗して、ヘルメットヒロインを目指す、というアプローチ。
本書の半分近くはヘルメットヒロインのような気がしますけど、敢えて属性を宣言するあたりが素敵。


設楽清人さんは初見。
熊さんでマッチョメンな体験まんがでしょうか。

刻田門大さん(太は誤植?)は初見。
ゆうれい見習いのカナコさんがかわいらしくてスパッツで素敵です。


雑君保プさんは、お名前は見掛けたことがありますが、まんがは初見。
スペ子隊員が素敵。


花見沢Q太郎さんは、……えーと個人的にはももいろさんごの人?
パパの後を継いで娘さんがスペランカーになるお話。
ヒロインさんとお友だちさん、どこか別の作品でも見掛けたような……?


久松ゆのみさんは、ゆのみみっくすの人。
とりあえず「きょうもやられゆく……」って、ごく一部のネットユーザーをピンポイントに狙い撃つぜ♪、みたいな。
体験まんが風の作品もいくつか掲載されていますけど、女性っていうだけで微笑ましく見えてしまう不思議。


押切蓮介さんは、お噂はかねがね、ですが……、
うーん、この絵柄を見る限りでは、他の作品で評判を聞くような素敵なヒロインさんというのが想像できません。


前田龍雪さんは初見。
無表情なスペランカーさんがいい感じ。


道満晴明さんは、性本能と水爆戦とかの人。大阪万博にもいたかしら?
なんだかほのぼの系の学園らぶこめ風味。
こういう距離感が好きなんですよね〜。


秋★枝さんは、純真ミラクルの人でいいのかしら?、初見。
スペランカーさんとコウモリさんの、ニヤニヤまんが。
コウモリさんがかわいらしくて死にそう。


高野ういさんは初見。
スペランカーをやりこんでいる小学生男子3人組のクラスに、須部蘭花さんがやってきて……。
あんなにバリバリにフラグが立ったのに。


コバヤシテツヤさんは初見。
戦隊もの風味?

石黒正数さんは、それでも町は廻まわっているの人。
男女のスペランカーさんの組のお話。
ホラーテイストですな。


まんがの他に、コラム的な記事も、今遊べるスペランカーの紹介から、グッズカタログ、探険向けの洞窟(鍾乳洞)リストまで、妙に充実していたりする、不思議なアンソロジーでした。