シン・エヴァンゲリオン 感想
2021年3月14日、シネマサンシャイン沼津にて。
ようやくおしまい。
ありがとうございました。
憑き物が落ちるってこんなに清々しい気持ちなんですね。
大掃除の勢いで、買ったきり積んであった蔵書なんかをざっくり処分したようなさっぱり感というか、
しばらくはすっきりさっぱりした気持ちだけど、そのうちすっきりしすぎてさみしくもなりそうな空虚感
3月16日追記
いろんな人の感想を見回った中で、神秘的な領域にいたものがヒトの領域に降りてきたみたいな感じのコメントを見かけた気がして、わりとぼくもそんな感想が近いかもしれないと思うようになってきました。
とくにゲンドウくんとユイさん。
テレビ版の頃の六分儀ゲンドウさんはなんだか不気味でとっつきにくそうなヤな感じの人だった気がしますし、そんなゲンドウくんをかわいいと評するユイさんもなんだか不思議で神秘的な印象でした。
旧劇場版だったかテレビシリーズの円盤追加シーンだったか忘れましたけど湖の畔の木陰でシンジくんに授乳するユイさんを盗み見るように眺める冬月先生の描写なんかでは、ユイさんわざとやってるんじゃなかろうか、魔性の人なのだろうか、みたいなことも考えたりしましたし、その後はユイさん黒幕説に傾倒したりもしてました。
3月23日
プロフェッショナルみた。
「夢と狂気の王国」という評に納得み。
シン・ゴジラのときは個人間の愛憎劇みたいのは極力廃したみたいな話があったけど、シンエヴァはむしろそこが主眼だったのかと腑におちたり。
ミドリさんとかサクラさんとか。
妻の人の「自分が愛されキャラだとわかってる」という指摘はユイさんさがゲンドウくんをかわいいと評していたのと符合する。
というか、スナック菓子をボリボリ食べるカントクくんの姿は、傍目にはたしかにかわいい。