ドローン・オブ・ウォー 感想

映画「ドローン・オブ・ウォー」を観ました。
2D字幕版。

中東の方面で暗躍していると思われるテロリストと疑わしい人たちを、ラスベガスの基地から遠隔操作で爆撃する部隊のお話。
実際の出来事に基づいているそうです。

「戦争」の非現実感がなんともかんとも。

たしか何かのガンダムで、敵対組織の集会かと思って攻撃したら実は民間人の結婚式でした、みたいな話があったように記憶しているのですが、それが現実にも起こっているのだなあ、みたいな。

遠隔操作で攻撃している軍人さんたちにも良心はあるので、民間人、とくに子供を巻き込んでしまったとなると心を傷めるし、
上空からの偵察なので思わぬ出来事が目に入ってしまうこともあったりして、それに対して義憤することもあったりして。

同時に、職場が都市近くのために家族と同居している自宅から朝に出かけて行って夜には帰宅できるという、通勤形態で戦争をやっていることになります。

たしか宇宙戦艦ヤマモトヨーコも、このような通勤形態の戦争だった気がします。

遠く離れた土地への長期出張ではなく、毎日、妻や子供の顔を見ることができる、恵まれた職場環境のようにすら見えます。
が、まあ、家庭の事情は人それぞれですね。

そんなこんなで、あくまでも対岸の火事と思って見ている分には「戦争って怖いわね〜」というだけですみますが、
無人操縦機が民間人でも容易に入手できる昨今、逆にああいう爆撃をされる側になったらと思うと、その怖さがいや増すような気がします。