愛を語れば変態ですか 感想

映画「愛を語れば変態ですか」を観ました。(11月29日観賞分)

脱サラしてカレー屋さんを開こうとしている夫妻とその周辺の男性たちのお話。
ものすごくおもしろく感じました。

ともかく、登場人物たちの会話が成立していない感覚がものすごいです。
一見日本語で会話しているかのようではありますがその意図がお互いに通じていなくて、すごく怖いのですが、それが野間口徹さんの素朴な表情とあいまって絶妙なコメディになっているみたいです。

それにしても後輩さんは救われない。
悲しい。

狭い店内だけでドタバタしている前半は舞台劇みたい。
会話だけでなく、端々の身振り手振りなんかも凝っていて、目と目で会話する黒川芽依さんとかものすごくかわいらしいし、髪を結っていたのを解くあたりもなんだか意味深長で色っぽいし。

その上、後半では店を飛び出しての大活劇といった体。
はちゃめちゃな暴れっぷりです。
空の青さが爽やかです。