2015年11月の鑑賞メーター

11月の鑑賞メーター
観たビデオの数:23本
観た鑑賞時間:2310分

Mr.マックスマンMr.マックスマン
静岡シネシティザートにて。出演者については帰ってから確認します。マックスマンはアメコミヒーローで、五感が鋭くなる能力者みたい。嗅覚とか聴覚が過敏になると日常生活たいへんそうです。それにしても家が隣同士の幼なじみが揃って同じテレビ局のアナウンサーって、すごいなあ、みたいな。外に出て政治家のぶら下がりやってるのと、小さくてもニュース番組の1コーナーを任されているのとでは、力関係としてどちらが上なのかしら。
鑑賞日:11月29日 監督:増田哲英
愛を語れば変態ですか愛を語れば変態ですか
静岡東宝会館にて。脱サラしてカレー屋さんを開こうとしている夫妻とその周辺の男性たちのお話。ものすごくおもしろく感じました。ともかく、登場人物たちの会話が成立していない感覚がものすごいです。一見日本語で会話しているかのようではありますがその意図がお互いに通じていなくて、すごく怖いのですが、それが野間口徹さんの表情とあいまって絶妙なコメディになっているみたいです。それにしても後輩さんは救われない。悲しい。
鑑賞日:11月29日 監督:福原充則
デュラララ!!×2転 外伝!? 第13.5話「お惚気チャカポコ」デュラララ!!×2転 外伝!? 第13.5話「お惚気チャカポコ」
鑑賞日:11月24日 監督:大森貴弘
起終点駅 ターミナル起終点駅 ターミナル
横浜ブルク13にて。原作未読。薬物ダメ絶対!、というお話。薬物によってダメになってしまった人たちばかり出てきたような気がします。本田翼さんのトロンとしたようなフワフワした危うげな目つきとかを見るとほんとやばいです。本田翼さんの生足も。ショートパンツからすらりと伸びる綺麗な生足が素晴らしい。着替えとして先生のパジャマを貸したのもいいですが、あんまりブカブカでサイズが合わない感じが出ていないように見えたのはもったいない。中村獅童さんがあの言葉を知っていたのも気になります。尾野真千子さん側の関係者なのかしら。

鑑賞日:11月23日 監督:篠原哲雄
劇場版 媚空 ビクウ劇場版 媚空 ビクウ
横浜ブルク13にて。GAROシリーズはほとんど知りません。特殊な能力を持つ「法師」がいる世界で、闇に堕ちた法師を始末するお仕事のお話。期待していた以上におもしろくてびっくりしました。媚空法師は始終ムスッとした表情をしていて感情を表に出さないのに普段着の真っ黒な装束をキャストオフすると白いタンクトップに短パンという健康的な肉体が露わになってポーズをピシッと決めるので、カッコイイと思えばいいのか笑うところなのか悩ましい。人の心の白とか黒とかって何なんすかね、という普遍的なお話。司法制度のありがたみを感じます。
鑑賞日:11月22日 監督:大橋明
劇場霊劇場霊
横浜ブルク13にて。精巧な人形に宿った怨霊と、血の伯爵夫人エリザベート・バートリを題材にした舞台演劇とが折り重なって巻き起こる悲劇のお話。高度に発達したホラーはギャグと見分けがつかないというか。中でも女優さんの描写がテンプレート的というか、絵に描いたようなわがまま売れっ子女優さんなんかも出てきます。主人公さんは惨劇が始まってからはずっとワーキャー騒いでるだけのヒステリックな感じで、何かを伝えるときはある程度落ち着いて冷静に伝えましょうという教訓でしょうか。警察の人はよく動いてくれたものです。
鑑賞日:11月22日 監督:中田秀夫
FW:ハマトラFW:ハマトラ
横浜ブルク13にて。テレビシリーズほとんど未見。どうやら超能力バトルものらしい、というくらいしか知りませんでした。ランドマークタワーのお膝元にある映画館で見たおかげで、この頭の上でこんな大惨事が起きているのかとどきどきしたりしました。能力者の悲哀を描いているのでしょうけれども、世界を征服するのは規模が大きすぎるから横浜だけで独立したいっていうみみっちさ・せせこましさがまたいじらしいです。本編の後にSD学園もの「ミニハマ」(?)みたいなのがあって困惑しました。はちゃめちゃでした。
鑑賞日:11月22日 監督:
ガールズ&パンツァー 劇場版ガールズ&パンツァー 劇場版
横浜ブルク13にて。テレビシリーズ既見。アンツィオ戦既見。大洗女子学園が全国優勝を果たしたその後のお話。お話の流れはムリヤリ感もありますが、むちゃくちゃなおかげで夢のドリームチームが結成できたと思えば、それはそれとして感謝せねばなりますまい。血湧き肉躍る戦車のぶつかり合い。凄まじい。音がなんかもうすごいです。どっかんどっかん。とくに対戦相手側の秘密兵器の破滅的な威力といったらもう絶望的なほど。怖いったらありゃしません。そんなこんなでお話はともかくお祭り騒ぎみたいな大盤振る舞いの贅沢な映画でありました。

鑑賞日:11月22日 監督:水島努
デジモンアドベンチャー tri. 第1章「再会」デジモンアドベンチャー tri. 第1章「再会」
横浜ブルク13にて。テレビシリーズ未見。前の「デジモン」から数年後、登場人物が少し成長した時間軸のお話、みたいです。以前は熱血漢でリーダーだったらしい男の子が、今どきのうじうじした悩める男の子と化してしまっていて、じれったいというかもどかしいというか。無鉄砲なこどもと違っていろいろ見えるようになったとは言っていても、周りからするとお前にそんなの求めてねーよ、みたいな雰囲気。小さい時に大冒険を経験してしまったがために退屈な日常ではもの足りなくなってしまっているのかもしれません。ヒーローならではの悩み。
鑑賞日:11月22日 監督:元永慶太郎
RWBY Volume1RWBY Volume1
109シネマズ川崎にて。2D吹替版。たしか少し前にYouTube あたりで話題になってたのを見かけたことがある気がします。CGアニメで、キャラクターのモデル自体はMMDがちょっと立派になった程度に見えますが、細かい仕草みたいな部分がすごく丁寧に感じます。立ち止まって会話しているだけの場面でもキャラクターが常にゆらゆらと揺れていたりとか、歩き姿の重心移動とか。とくに歩き姿を後ろから見ると全身をS字にくねらすようなモデル歩きみたいな歩き方ですごく素敵です。
鑑賞日:11月21日 監督:
ムーン・ウォーカーズムーン・ウォーカーズ
川崎チネチッタにて。アポロ11号の月面着陸の裏で暗躍していた人たちのお話。アメリカ側のエージェントさんはほとんど笑顔を見せない強面のいかついおっさん。とりあえずぶん殴るとかとりあえず銃をぶっ放すみたいな脳みそ筋肉っぽい反射的な行動ばかりなので深刻になりきれません。イギリス側の若い人たちはみんなはちゃめちゃ。あっちもこっちも乱痴気騒ぎです。おっぱいもいっぱい。終盤にはとくに必然性もなくどんぱちの大量殺戮が始まって、なんかものすごいことになってました。
鑑賞日:11月21日 監督:アントワーヌ・バルドー=ジ
FOUJITAFOUJITA
川崎チネチッタにて。画家・藤田嗣治さんのお話。お名前と自画像は見たことある気がしますけれども当時のパリではかなり有名だったらしく、自分の無知が恥ずかしくなります。お話はわからずともその映像美だけでも溜め息がもれるほどになんだかものすごいです。背景とか風景がどれも写真や絵画みたいに一枚絵としてのレイアウトがばっちり決まっていたように思います。音楽がほとんど無くて、ポップコーンをゴソゴソする音ですら響いて目立ってしまうような静かな作品でした。
鑑賞日:11月21日 監督:小栗康平
コードネーム U.N.C.L.E.コードネーム U.N.C.L.E.
MOVIX清水にて。始終ただようオシャレ感がものすごいです。かっこいいしコミカルな部分もあるし。突然「ヒロシです」が流れた時はどんな顔をすればいいのかわかりませんでした。女性陣も(どちらがどちらか見分けがつきにくい点を除けば)それぞれ魅力的でした。トリックのネタばらしを巻き戻して見せてくれるのは少しクドい気もしますけど、ぼくみたいによくわからずに見ている人間にはわかりやすくてありがたいとも感じます。
鑑賞日:11月15日 監督:ガイ・リッチー
ハーモニーハーモニー
MOVIX清水にて。原作未読。もはやCG作画は特別なことではないのだなあ、と思えるくらい馴染んでいたように思います。レストランでぐるぐる回り込むようなカメラワークとか、たくさんの赤い模様の絨毯が風にはためいている場面とか、CGだからこそできたのではないかしら。/時期が時期だけに公開中止になりやしないかと心配になってしまいました。
鑑賞日:11月15日 監督:なかむらたかし,マイケル・アリアス
PAN 〜ネバーランド、夢のはじまり〜PAN 〜ネバーランド、夢のはじまり〜
静岡シネシティザートにて。2D字幕版。いわゆる「ピーターパン」の前日譚にあたる、ピーターさんがピーターパンになるまでのお話。いやはや、ものすごい。ファンタジーの世界がこんなに綺麗に映像化できる時代なのだなー、と感服しました。元々の「ピーターパン」のお話をあまりよく知らないのでタイガーリリーさんが誰でどういう立場なのかわかっていなかったりしますけれども。空飛ぶ海賊船のぶつかり合いとか大迫力でした。ニルヴァーナさんって戦争より前の人にもわかるのかしら?
鑑賞日:11月08日 監督:ジョー・ライト
劇場版MOZU劇場版MOZU
鑑賞日:11月08日 監督:羽住英一郎
グラスホッパーグラスホッパー
静岡シネシティザートにて。原作未読。復讐譚ではありますが主人公自身はとくに何かできたわけでもないというのが物語としては珍しいような気がします。その分、鯨さんや蝉さんの葛藤が描かれたのでしょうけれども。押し屋さんみたいに達観するのはプロフェッショナルといえども難しいのかしら。悪の女幹部の人はヒステリックなだけに見えてしまったのでもう少し有能な面も見てみたかった気もします。
鑑賞日:11月08日 監督:瀧本智行
ジョン・ウィックジョン・ウィック
静岡東宝会館にて。寿退職していた殺し屋さんが復讐の鬼と化して復職するお話。復讐とは虚しいものですね。/まるでロアナプラと評していた方がいましたが、まさしく言い得て妙。街中でどんぱちどんぱちと物騒な世界です。“お仕事”が御法度の高級ホテルがあったり、どんぱちの後始末を商売にしている“お掃除屋さん”がいたり。そういう商売が成り立つ程度にはそういう荒事が日常茶飯事なのかと思うとほんと物騒な世界ですね。
鑑賞日:11月07日 監督:チャド・スタエルスキ
俺物語!!俺物語!!
静岡シネシティザートにて。原作未読。アニメシリーズ未見。たけおくんがただただ鈍感でめんどくさいだけの人みたいに見えてしまいました。いい人ではあるのでしょうけれども。砂くんのほうがよっぽどかっこいい。/鈍感ならではの回りくどさはありましたけど、本人との1対1だけでなく、周囲の人たちの評価から相手の人物像が浮かび上がってくる描写は、なんかいいなーと思います。/柔道とかお化け屋敷とかはあんまり細かいことを気にしてはいけないような気がします。
鑑賞日:11月07日 監督:河合勇人
悪魔のいけにえ 公開40周年記念版悪魔のいけにえ 公開40周年記念版
静岡東宝会館にて。初見です。びんぼっちゃまくんみたいな背中丸出しの服がえろいなーとか、もうひとりも途中から服の背中が破けてえろいなーとか。食肉加工場の前振りが効果覿面だなーとか。チェーンソーがおっかないのは確かですけど、あんなぎゃーぎゃー騒がないで息を潜めてやり過ごせばいいのにとか。占いで土星を気にしてたのはサターンだからなのかしらとか。『ゾンビーバー』はわりと忠実にこのお話を踏襲しているのだなあとか。つらつらと思ったりしました。
鑑賞日:11月07日 監督:トビー・フーパー
ミケランジェロ・プロジェクトミケランジェロ・プロジェクト
静岡東宝会館にて。第2次大戦中、ナチスドイツが戦利品として強奪・収集していた美術品を奪回しようとするお話。実話を下地にしているみたいですが、恥ずかしながらそういう人たちがいたことすら知りませんでした。美術品を1箇所に集めてまとめて展示してみたいという壮大な野望ならまだしも、燃やしてしまうのはつらい。悲しい。灰になってしまうと取り返しがつきません。真っ正面からのドンパチ以外に、こういう戦いもあるのですね。
鑑賞日:11月07日 監督:ジョージ・クルーニー
ギャラクシー街道ギャラクシー街道
横浜ブルク13にて。「宇宙人」ということにはなっていますけど、倫理観が崩壊した現代人を戯画化したものなのかしら、みたいな。まったく意味不明というほど荒唐無稽でもなくて、ちょびっとだけブレーキを緩めた程度のぬるま湯加減だと思います。大竹しのぶさんとか、山本耕史さんが紹介してきた女性とか、ああいう人を単なる笑い物にしようとしてるだけに見えてしまって不快な感じ。今の僕には理解できないみたいです。
鑑賞日:11月01日 監督:三谷幸喜
先生と迷い猫先生と迷い猫
横浜ブルク13にて。「校長先生」と呼ばれる爺様が猫に振り回されるお話。野良猫があちらこちらでいろんな呼ばれ方でかわいがられているというのは『耳をすませば』を思い出しました。野良猫にエサを与えたりする無責任さをチクリと刺しつつも、全体的には和やかな雰囲気でした。最後の、朝日が昇る描写がものすごく綺麗に感じました。
鑑賞日:11月01日 監督:深川栄洋

鑑賞メーター