TNGパトレイバー首都決戦 DC版 感想

映画「THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦 ディレクターズカット版」を観ました。

正規版既見。
ではあるものの、なんとなく特車2課がわいわいがやがやしてる場面が増えてるような気がするくらいで、細かい場面の増減まではわかりません。

劇パト2を観ていないので南雲しのぶさん関連については言及しようがありませんが、警察上層部の執着や狼狽を見ると、今で言うサークルクラッシャー的な存在だったのかとすら思えてしまいます。

同時に、南雲しのぶさんという概念的な存在として『パトレイバー』という作品全体に取り憑いた亡霊みたいなもののようにも感じたり。

灰原零さんもあいかわらずよくわかりませんが、『絶望先生』に出てくる関内・マリア・太郎さんみたいな存在なのかしら。とか思ったり。

ちなみにシンデレラガールズのナターリアさんはちゃんと正規の入国手続きを経ているはず。

キャストの先頭は後藤田さんでしたけれども、同時に高島礼子さんの存在もものすごく大きいです。

クライマックスでは灰原零さん高島礼子さん泉野明さんカーシャさん、4人の女性たちがそれぞれに銃を撃ち合う大立ち回り。
男性陣は完全に埒外でした。

女の人が銃をどんぱちするのってふたなり的な、アンドロギュノス的な世界観なのかしら、なんて益体ないことを考えてみたりして。

ヘリコプター強奪事件という意味では『天空の蜂』と題材自体は近いかもですが、その問題意識とか訴えかけるテーマはずいぶん違っているような気がします。