6月の鑑賞メーター

毎月まとめようと思っていたのにすっかり忘れていました。唐突に6月分だけ。


観たビデオの数:21本
観た鑑賞時間:2098分

天の茶助天の茶助
静岡シネシティザートにて。原作未読。天の書くシナリオに叛逆するお話。こういうの大好きです。めちゃめちゃおもしろいです。加えて、映像がすごく綺麗というか、光の加減みたいな部分がキラキラ輝いているみたいですごく好きです。画面がブレたりするのは少し見えにくくて苦手ですけど、本作の雰囲気にはそれがぴったりとはまっているようにも感じます。妹さんのめちゃ子さんの役割も、たまらなく素晴らしいと思います。肉親ならではの真摯な忠告。土佐のタージマハルを見たかったです。
鑑賞日:06月28日 監督:SABU
天の茶助 感想 - 思い出の小箱の隅


ストレイヤーズ・クロニクルストレイヤーズ・クロニクル
静岡シネシティザートにて。原作未読。遺伝子操作やらなんやらで特殊な能力を持つ人たちのお話ということで、ちゃんとやれば世界規模の壮大なSFになりそうな題材を、個人レベルの矮小な悩み事にしてしまうのが、いかにも日本クオリティ。だがそれがいい。ありあまって持て余している感じがたまりません。個人的にはマーニーの人(杏奈さんの方)がちゅーしてるのがえろえろで大好き。豊原さんとありあまる。あとウィザードさんかっこいい。ありあまる。
鑑賞日:06月28日 監督:瀬々敬久
ストレイヤーズ・クロニクル 感想 - 思い出の小箱の隅


WHIPLASHWHIPLASH
静岡シネ・ギャラリーにて。これはものすごく難しい問題に感じます。誉めて伸ばすか叱って伸ばすかという単純な二元論ではなくて、もっとややこしい問題に思えます。ちょうど『きみはいい子』と続けて観たので余計に難しく考えてしまいます。/西洋の人のスキンヘッドってどうしてあんなにかっこいいのかしら。
鑑賞日:06月28日 監督:
セッション 感想 - 思い出の小箱の隅


きみはいい子きみはいい子
静岡シネ・ギャラリーにて。原作未読。これはすごい。つらい。けど、ただつらいだけでなくて、なんとなく明るい兆しもあるみたいで。からのあの結末は、もう、うわあ。どうなんだ、ちゃんと宿題できたのかしら。からの、出演者舞台挨拶でまさかのあの役者さんという。うわあ。望月商事、よく知らなくてごめんなさい。/少しくすんだ灰色がかった画面が、とある瞬間にぱあっと鮮やかになったように見えて、映像ってすごいです。
鑑賞日:06月28日 監督:呉美保
きみはいい子 感想 - 思い出の小箱の隅


トイレのピエタトイレのピエタ
静岡東宝会館にて。原作未読。静かな、淡々というよりも静謐とか厳粛みたいな形容が似合いそうな雰囲気を感じました。絵そのものの迫力もさることながら、描く過程の激しさがすごいです。
鑑賞日:06月27日 監督:松永大司
トイレのピエタ 感想 - 思い出の小箱の隅


極道大戦争極道大戦争
静岡東宝会館にて。やくざでばんぱいあ☆、なお話。どうにも体質的に相性が悪かったらしく、ひさびさに苦痛なひとときでした。素材や題材はおもしろそうだったのに、どうしてこうなったという感じ。他作品と比較するのは行儀が悪いですが、『Zアイランド』がめちゃめちゃおもしろかったのに対して、こちらはなんとも残念な感じです。間とかテンポとかリズムみたいなのが合わなかったのかもしれません。カエルさんの肉体がものすごく綺麗でした。
鑑賞日:06月27日 監督:三池崇史
極道大戦争 感想 - 思い出の小箱の隅


ビデオゲーム THE MOVIE [DVD]ビデオゲーム THE MOVIE [DVD]
ニコニコ動画の有料配信にて。あまり外国の事情を知らないので、ニンテンドーとかプレイステーションとかが歴史に組み込まれているくらいに普及していたのかと驚きます。が、そこからの映像方面への力の入れ具合の歴然とした差に、これはかなわない、とか思ってもしまいます。日本のゲームの強みは、ゲームとしてのアイデア、新規性とか操作しやすさみたいな部分なのかなあ、とか思ったりして。
鑑賞日:06月27日 監督:ジェレミー・スニード
ビデオゲーム THE MOVIE 感想 - 思い出の小箱の隅


マッドマックス 怒りのデス・ロードマッドマックス 怒りのデス・ロード
シネマサンシャイン沼津にて。4DX字幕版。ひゃっはー。座席がユラユラどころかガクンガクンと激しく動いて、シートベルトが必要なのではないかと思うくらいでした。顔に吹きそよぐ風も心地よいです。水は自席のをOFFにしていても周囲から飛んできてけっこう濡れました。これもまた臨場感。お話の面ではどこかで見かけた『デンデラ』という評になるほど。ムード盛り上げ楽団の効果もすごいです。走りながらエンジンを修理する技能ってものすごいと思います。
鑑賞日:06月26日 監督:ジョージ・ミラー
マッドマックス 怒りのデス・ロード 感想 - 思い出の小箱の隅


チャッピーチャッピー
MOVIX清水にて。2脚で自立するには華奢な体躯だなーとか、ヒトと一緒にああいう使い方するならもっと装甲の表面積を大きくしたほうが盾として役に立ちそうとか、ロボットの指でキーボードを叩くのかとか、脳波の測定方法がヒトと電気回路と同じでいいのかとか、デジタルデータなんだからボディがなくてもPCにコピーでもいいじゃんとか、複数のボディにコピーしたらいいじゃんとか、思いながらも、ヒュージャックマンさんかっこいい。
鑑賞日:06月20日 監督:ニール・ブロムカンプ
チャッピー 感想 - 思い出の小箱の隅


ラブライブ! The School Idol Movieラブライブ! The School Idol Movie
MOVIX清水にて。2回目。細かいところはちまちま気になっていたはずですが、最終的になんだかんだ力業で盛り上がって綺麗にまとまってたように思えるからすごいです。海未さんは心配性なわりに事前の下調べとかはしない人なのかしら。
鑑賞日:06月20日 監督:京極尚彦
http://d.hatena.ne.jp/fkt2/20150620/1434827221


トゥモローランドトゥモローランド
MOVIX清水にて。藤子F先生の『大予言』をベースに、その対策案を検討しようというお話に見えました。終局へ向かっていると散々告知されてはいても、それを真剣に受けとめることができているのか。自省を促されます。/純朴無垢な発明少年がファムファタルにたぶらかされてやさぐれたおっさんへと堕落してしまうあたりに時の無情を感じます。
鑑賞日:06月20日 監督:ブラッド・バード
トゥモローランド 感想 - 思い出の小箱の隅


攻殻機動隊 新劇場版攻殻機動隊 新劇場版
MOVIX清水にて。ARISEシリーズは劇場公開版をひととおり既見。ARISEを見てないとわかりにくいかもしれません。登場人物とかファイアスターターとか。実はGHOST IN THE SHELLを見ていないものでそちらとの接続もありそうですが僕には不明。見ておかなければとは思うのですが。検死のガバガバさが少し気になりました。あとスクリーンの影響か、暗い画面のとき何が映っているのか見えにくくて難儀しました。
鑑賞日:06月20日 監督:黄瀬和,野村和也
攻殻機動隊 新劇場版 感想 - 思い出の小箱の隅


あんあん
イオンシネマみなとみらいにて。原作未読。病名くらいはどうにか聞いたことがあるものの、どういう症状なのか、どういう経緯で隔離されるに至ったのか、知らないことが多いです。個人的な感覚としてはもはや「差別」という認識すらなくて、存在自体が無かったことにされているような気すらします。この前NHKの番組での市原悦子さんの発言が話題になっていましたが、「そういう事実があった」ことを伝え残す大切さを感じます。/劇場で販売していた特製のどら焼き、美味しかったです。
鑑賞日:06月14日 監督:河瀬直美
あん 感想 - 思い出の小箱の隅


海街diary海街diary
横浜ブルク13にて。原作未読。長澤まさみさんの裸足、広瀬すずさんの裸足。ストッキングや靴下を脱ぐ仕草。綾瀬はるかさんは隙を見せない。夏帆さんは緩衝材。
鑑賞日:06月14日 監督:是枝裕和
海街diary 感想 - 思い出の小箱の隅


白魔女学園 オワリトハジマリ白魔女学園 オワリトハジマリ
新宿バルト9にて。前作未見。女子の人たちが白陣営と黒陣営とに分かれてきゃっきゃうふふするものかと思いきや、想像以上に事態が深刻な上に、赤陣営まで参入してきてしっちゃかめっちゃか。男ってほんとクズ。クロスアンジュみたい。戸松遥さんとM・A・Oさんの扱いが大きくてアニメ寄りの身には望外にうれしかったです。鳥居みゆきさんも素敵でした。
鑑賞日:06月13日 監督:坂本浩一
白魔女学園オワリトハジマリ 感想(ネタバレあり、他作品への言及あり) - 思い出の小箱の隅


弱虫ペダル Re:ROAD弱虫ペダル Re:ROAD
TOHOシネマズ川崎にて。原作・テレビシリーズともこのあたりは未読未見。ただひたすら勝負勝負。熱くて濃厚ではありますが、そしてまたそれが泣けたりしたのですが(御堂筋くんとか鳴子くんとか)、そればっかりだと一本調子になりそうなところを、新作パートと思われる別時間が挿入されたことで、感情が奇妙な起伏を描いていました。個人的に(ハンドルネームの都合上)、フクちゃんフクちゃんと連呼されるのは困惑もの。
鑑賞日:06月13日 監督:弱虫ペダル Re:ROAD
http://d.hatena.ne.jp/fkt2/20150614/1434286297


ラブライブ! The School Idol Movieラブライブ! The School Idol Movie
TOHOシネマズ川崎にて。テレビシリーズ既見。ミュージカル仕立てなのでしょうけれども、自分の知識の欠如がうらめしいです。雨に唄えばとかティファニーで朝食をとか観たことないもので。/高山みなみさんの人の意味がよくわかっていないので、あと何回か観たい所存。
鑑賞日:06月13日 監督:京極尚彦
ラブライブ!感想(ネタバレ無し) - 思い出の小箱の隅


イニシエーション・ラブイニシエーション・ラブ
シネマサンシャイン沼津にて。原作未読。トリックに関しては前振りも丁寧で解説も丁寧でわかりやすく説明してくださっているので、予告編で言われているほどには2回目を見なくちゃという気持ちにはなりにくいかもしれません。/それにしても前田敦子さんの女優さんっぷりがすさまじいです。あれでは舞い上がってしまっても仕方ありません。
鑑賞日:06月07日 監督:堤幸彦
イニシエーション・ラブ 感想 - 思い出の小箱の隅


おかあさんの木おかあさんの木
横浜ブルク13にて。原作は国語の教科書にも採用されていたらしいですが読んだ覚えがないので別の出版社の教科書だったのかもしれません。徴兵の選別基準を未だによく知らない不勉強で恥ずかしながら、若い人たちが次々と出て行かねばならないのに対して、郵便屋さんは悠々自適にレコードを聴いていられるような格差が既にあったのだなあ、みたいな。/鈴木さんが、よかったです。ただのイヤな人はでなくて、職務に忠実な血の通った人間でした。/波岡一喜さんのあの場面はえろい解釈でいいのかしら。
鑑賞日:06月07日 監督:磯村一路
おかあさんの木 感想 - 思い出の小箱の隅


這いよれ!ニャル子さんF這いよれ!ニャル子さんF
TOHOシネマズ川崎にて。原作途中まで既読。テレビアニメシリーズつまみ食い程度。ネタが豊富で、見た/聞いたことある気がするけど元ネタ何だったかしら?、とか思い出している間もなく矢継ぎ早にぽんぽん飛び出してきてものすごい密度でした。「おもしろい」よりかは「すごい」の域。アベル伝説懐かしい。/中の人の顔出しは心臓に悪いです。/総集編はテレビアニメシリーズを見てないとよくわからなかったですが、この映画「F」本編の補足になる部分もあって、このための総集編だったのか、みたいな。
鑑賞日:06月06日 監督:長澤剛
這いよれ!ニャル子さんF 感想 - 思い出の小箱の隅


台風のノルダ台風のノルダ
TOHOシネマズ川崎にて。『陽なたのアオシグレ』は2回目。記憶がだいぶ薄れていて新鮮な気持ちで観ましたが、スピッツさんの歌に合わせて飛翔する感覚、風を切る感覚の心地よさ。/『台風のノルダ』は最近では逆に珍しく感じるようなセカイ系のボーイミーツガール、でしょうか。西と東の碇シンジさんみたいな方は、あんまり活躍してなかったような。ぼくにびーえるを見る素養があればもう少し違って見えたのかもしれません。ノルダさんを介して西と東を結ぶ欲望の三角形。
鑑賞日:06月06日 監督:新井陽次郎
台風のノルダ 感想 - 思い出の小箱の隅



鑑賞メーター