シンデレラガールズ 第6話 感想
第7話までもう時間がないんです、なので見切り発車。
ぱっと思いついたようなことは大概どこかのどなたかしらが書いてくださっているので、広大なネット社会に感謝しきりです。
なので、あまり見かけなかったと思われる重箱の隅つつきをばせんとて書き出したものの、グダグダしているうちに時機を逸した感。
土日くらいの沈んだ雰囲気とは全然違うじゃん。
他の人とは違う見方をしてやろうと意気込んだものの、広大なネットの全体を見通せているはずもなく、また個人的な思い入ればかり強くて自分で読んでも気持ち悪いくらいですが、ご寛恕いただけましたら幸いです。
1.
新人のデビューに向けたインタビューだというのに、想定問答とか教えてないのだなあ、と。
放任主義というか自主性に任せてるというか。
あくまでも自然体で、という方針なのかしら。
あ、でも、オーディションでの受け答えは見ていたからある程度任せても大丈夫という確信はあったのかしら。
346プロ社内の標語では「育てる」も柱になってた気がしましたが、シンデレラプロジェクトのプロデューサーさんはわりかし、アイドルさんとは距離を置いてるように見えます。
ユニット名考案にしても、PR動画撮影にしても。
芸能事務所って、新人教育みたいなのはしないんですかね。
メディアへの応対の仕方とか、挨拶やマナー、敬語とか言葉遣い、業界のルールとか常識、コンプライアンスがどうとか。
フツーの学生さんがいきなりあんなに礼儀正しくなれるものかしら、とか思ってしまいます。
しぶりんさんが初めのうちは頭を下げたり挨拶できてなかった、あの感じ。
そういった初期教育みたいな部分にもう少し注力できていれば、もしかしたら、あそこまでの大観衆はむしろ稀だということ、デビュー時から過度の期待をすることはないことを教えることもできたかもしれませんけれども。
芸能人の人って礼儀作法はしっかりしてるみたいに聞きますけど、どうやって身につけているのかは不思議です。
2.
三村かな子さんの差し入れは、「おいしいから云々」が取りざたされがちなようですが、あそこで見るべきは出演する側の反応で、
3話でも描かれていたように、本番前は緊張感で食事も喉を通らない状態みたいなのですが、
かな子さんはまだその緊張感を体験してないがために、それが伝わっていないという齟齬というか対比ではないかしら。
かな子さんがデビューする時に同じようにお菓子を食べられない、みたいな描写とかあると衝撃的かもしれません。
3.
本田未央さんが主人公の物語であれば、この第6話は文句なく素晴らしいと手放しで褒めちぎりたいくらいなのですが、
個人的に、どうにもモヤモヤする部分がありまして。
本田さん本人の未熟さ云々は、この際、あまり関係ありません。
そうでなく、この「シンデレラガールズ」というアニメーション作品における、人間関係の描写の積み重ねが十分だったかどうか、という疑問です。
第1話でしまむらさんとしぶりんさんとの出会いがあんなにも象徴的に描かれたわりに、本田さんの扱いはどうにもぞんざいだったわけで、
このアニメ番組に関しては、「しまむらさんとしぶりんさん」の物語を期待してしまっている気持ちが強くあります。
本田さんは、いつの間にやらひょっこり参入していて、何故だか牽引役となっていた、ある種の外乱のようなものにも見えてしまいかねません。
第3話や今回の第6話が本田さんに焦点を当てた掘り下げ回であるとする見方もできるのかもしれませんけれども、
しまむらさんやしぶりんさんを差し置いての本田さんなのかよ、という反感を覚えてしまうのを否めません。
ここまでで、ニュージェネレーションズの3人が仲良くしていることは伝わってきていますし、本田さんがリーダーとして引っ張り、声を掛け、気配りしているのも見て取れます。
でも、しまむらさんしぶりんさんと、本田さんとが、どのような過程で仲良くなってきたのか、どのような経緯で本田さんがリーダーに就いたのか、お互いにとってお互いがどういう存在なのか、ニュージェネレーションズ3人でどのような将来像を共有してきたのか、
そういった関係性の部分が、第3話の時からどのくらい変化してきたのかが、正直なところ、あまり見えていない気がします。
もちろん、これはあくまで「ぼくが見たかった/期待していたもの」でしかなくて、期待したのと違うから腹を立てているというのでは劇中の本田さんと同じようなことなのかもしれません。
今回の衝突をきっかけにして今後描かれていくのかもしれませんし、まだまだこれからの段階ではあります。
が、第3話の段階で負の方向に言われていたことに対しては「まだ早い」と反論できていたのに、
今回はどうにも「足りない」と感じてしまった側になってしまう気分です。
あの役割はクラスの人気者・本田未央さんだからこそ成し得た役割で、しまむらさんやしぶりんさんも同じように浮き足立ってはいたものの、あそこまでの落差は生じなかったと想像できてしまうので、本田さんにしかできない損な役回りだったろうと思います。
が、ここまで、なんだかんだで主人公的な立場のはずのしまむらさんしぶりんさんが、何かしら役割を果たしていたかというと、第1話を除くと、これといって印象に残っていないような気がします。
シンデレラプロジェクトの他の面々の濃い人ばかりに入ると、しまむらさんもしぶりんさんも、「普通」というか、目立たない。
本田さんはすぐに多田李衣菜さんと太鼓を叩きに行くくらい社交的というか積極性があるのですが。
しまむらさんしぶりんさんだけではお話が動かないくらいに、本田さんが駆動力になっていたのかもしれません。
しぶりんさんは、ほとんど未知の世界に飛び込んで、戸惑いながらも順応しようとしているようには見えます。
しまむらさんは、どうなんでしょう。
あれだけ「がんばって」、憧れの世界へ入って、夢だったデビューを果たせて。
純粋に喜んでいるのは、わかります。
でも、それだけなのでしょうか。
夢が現実に、憧れが仕事になっていく、今後描かれるであろうその変化のためには、この初めの一歩の段階での姿をもう少し描いて欲しかった気がします。
少しばかり、本田さんに比重が偏りすぎたように感じます。
もう少し、しまむらさんしぶりんさんの差異が見たかった。
しまむらさんはまだ緊張気味でしたけど、しぶりんさんもわりかし楽観的でしたし。
4.
ラブライカ
ハラショー。
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