やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。3巻　感想

高校の奉仕部のお話。
アニメ既見。

アニメでは、比企谷八幡さんと雪ノ下雪乃さんが一緒に買い物に出掛けて、由比ヶ浜結衣さんとばったり出くわしてしまう、という展開だったように記憶していますが、原作ではもう少し複雑だったようです。ややこしい。

アニメのほうが洗練されているとも言えるかもしれませんが、原作は雑然としていて、登場人物さんたちのいろんな面が見られる気がします。
主に戸塚彩加さん方面でしょうか。
あ、材木座さんは別にいいです。
そんなわけで、戸塚さんとのぷりくらでーとやら、雪ノ下さんの猫好きパンさん好きやら、遊戯部との脱衣ダブル大富豪やらは、原作だけの描写のような気がします。たぶん。

由比ヶ浜さんとの関係はリセットできたかのようではありますが、雪ノ下さんとの間にはまだ壁があるご様子。カギを握るのは雪ノ下さんのお姉さま、陽乃さんということになるでしょうか。
比企谷さんがすごいのは、強化外骨格を見抜いて警戒できるところですね。
非モテ三原則【（希望を）持たず、（心の隙を）作らず、（甘い話を）持ち込ませず】なんて言っていますけど、どうしても淡い期待を抱いてしまうし、隙だらけだし、甘い話にはほいほい乗ってしまいます。痛い目にあうのはわかっているのに。世の中からはにーとらっぷが無くならないわけです。比企谷さんくらい鉄壁なATフィールドを持ちたいものです。

巻末には、ぼーなすとらっく！として「たとえばこんなバースデーソング」が収録されています。
限定特装版の付録ドラマCDの脚本を小説形式にリライトしたものだそうです。
とことんリア充様ですなあ。カラオケとか鬼門ですわ。
音楽の知識ってどこでどう共有してるんですかね。接点が皆無だとどうすればいいのかわからなくなります。パシられて働き回るようなスキルも持ち合わせていませんし。ぐぬぬ。

90年代後半のアニソンフォルダが熱いのは同感ですが、女性ボーカルものが多い気がして、男子には難しい気がするんですよね。
そこでガガガを選択する材木座さんはさすがです。さすがは中の人つながり。

そんなわけで、すべては平塚先生のためのお話でありました。