やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。4巻 感想

渡航やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」4巻、ガガガ文庫

高校の奉仕部のお話。
アニメ既見。

夏休み、奉仕部の合宿と称して、小学生ときゃっきゃうふふの巻。
いまどきの女子小学生の生態とは恐ろしいものです。そうやって女子の人はたくましく育っていくのでしょうかなあ。
それにしても、人の好さそうなお兄さんお姉さんが豹変するとか、人間不信に陥っても仕方ないのではないかしら。罪な作戦を立てたものです。

今回、奉仕部の面々と一緒に、リア充組の皆様もご参加なされます。
リア充様筆頭はもちろん葉山隼人さん。かっこいいし頭良いし、まじ完璧超人です。
そんな葉山さんを顎で使う、我らが主人公比企谷さんまじ外道。そんなんだから「ヒキタニくん」なんて呼ばれちゃうのでしょうなあ。それだけに、葉山さんが「比企谷くん」と呼ぶ場面は、アニメ同様、ドキッとします。
名場面。
いろんな感情がこもっていそうです。
Yさん……、誰ノ下さんなのかしら……。

リア充組様といえば忘れてならないのが、炎の女王様、三浦優美子様。通称あーしさん。論破されて泣かされるとかも意外というか見てみたかったというか。
海老名さんは、まあ、うん。喋らなければ美人さん、という要素がもう少し強ければ、と思ってしまいますが、いかにもな外観もまあこれはこれで。

で、我らが平塚先生は、今回はわりと立派に引率の先生をしていたのかなあ、と。メールの文面とか、比企谷さんを助手席に引き込む強引さとか、素敵だと思います。平塚先生の好きなアニメ作品ベスト10が気になります。

そんなこんなで、小学生ときゃっきゃうふふな楽しい時間を過ごした合宿でしたが、最後の最後で一波乱。この引きは続きが気になります。

今回、夏目漱石の「こころ」が重要な役割を果たします。巻頭から布石ばっちり。
その他にも課題図書として引用されているのがデル戦と十二国記、守り人。十二国記と守り人は既読なので次はデルフィニア戦記に挑戦しようかしら。

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