テルマエ・ロマエ 感想

映画「テルマエ・ロマエ」を観ました。

原作既読。

阿部寛さんがほんとうに古代ローマ人に見えてくる怪作です。

阿部寛さん扮する古代ローマの風呂技師ルシウスさんが、現代日本と行ったり来たりするのは原作通りですが、日本の側に上戸彩さんを置くことで、お話がいちおう一本の筋にまとまっている感じがします。

上戸彩さんの成長譚といった側面もありつつ、原作最新刊に登場した才女よりも、案外うまく機能しているといえるかもしれません。

あとの部分は、TVアニメ版とわりと同じような展開だったのかな〜、とか思ったり。
最終的に戦場に湯治場を作って終わるあたりまで。
あの締めくくりでは、続編を作る気はないのでしょうかねえ。
タイムスリップするときの演出はやたらと派手でした。
サボっているのはどうかと思いますが。

そんなわけで、まんが原作の実写映画としては、かならの良作と思われますが、原作を読んでいるとさほど新しい発見もないかな〜、という印象です。
ただ、入場特典でもらえる小冊子に、原作の番外編が掲載されているので、これは嬉しいサプライズでした。

テルマエ・ロマエ 通常盤 [DVD]

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