CUTIE HONEY -TEARS- 感想

映画「CUTIE HONEY -TEARS-」を観ました。
10月1日、静岡東宝会館にて。
原作未読。
過去の映像化作品についても部分的に触れたことはあるはずですが、全体像はよく知りませんでした。

キューティーハニーさんのお話。

高い塔に住む富裕層と、平地に住む下層とに大きく二分した世界。
高層階から排出されるガスに悩まされている下層の人たちを救うことはできるのか、みたいな感じ。

お話自体はさほど目新しい部分は無いように思います。
むしろ、いまどき有害な排出ガスによる公害問題というのは、なんか古臭いようにすら思えてしまいます。

けれども、映像の面では、ものすごく洗練されていたように思います。

高層階の真っ白い無機質で清潔清浄な世界と、下層階のゴチャゴチャして薄汚れたようなアンダーグラウンドな世界との対比だったり。

彩度が高いというのでしょうか、明るい場面では発色がとても鮮やかで輪郭がくっきりした映像になっていた気がします。
(その分、暗い場面では見えにくい部分もあった気がします。)

ハニーの人もジル様の人もなんだか二次元から飛び出してきたような顔立ちで、この配役だけでもかなり「勝ったな」感があるように思えます。
強い。

アクション場面はスローモーションを多用する方式で、個人的にはあまり好みではなかったりするのですが、メリハリが利いていたり決めポーズがしっかり決まっていたり、見ていてかっこいい爽快感がありました。

岩城滉一さんのあの姿にも驚いたり。

キューティーハニーのテーマ曲は劇中に挿入歌として使われていたくらいで、エンディングは主演の人の歌だったのは、ちょっと残念なような気もしますけど、そういうものなのかもしれません。