「嘘を愛する女」と「祈りの幕が下りる時」 感想
・「嘘を愛する女」2018年2月17日、シネシティザートにて。
・「祈りの幕が下りる時」2018年2月18日、静岡東宝会館にて。原作未読。
・「嘘を愛する女」は同居していた男性が突然入院して、その身元が実は偽装されたものだったことが発覚して、彼の来歴をたどっていくことになるお話
・「祈りの幕が下りる時」は刑事さんが主役ではあるものの、身元不明の不審死事件を追っていくうちに刑事さん自身の家族とも関わってくるようなお話
・「羊の木」や「サニー/32」が罪を償った後どうするかという未来へ向かうお話だったのに対して、今回の2作は人の過去を遡っていく方向。
・そういう意味では、「オーバーフェンス」は両方の要素をあわせもっていたのかも
・「オーバーフェンス」のオダギリジョーさんと、「嘘を愛する女」の高橋一生さんとが、どことなく重なる部分もあるのかも
・「祈りの幕が下りる時」の阿部寛さんの母親役の人あたりは、その相手側の存在というか。
・いわゆる育児ノイローゼみたいな
・今はノイローゼという言葉は使わないのでしたっけ
・そういう「過去」がどっしりと重くのしかかったまま、そこから動けずにいる人たちのお話、という部分が共通していたのかなあなどと思ったのでした。
・地理的には移動していても気持ちは離れられない、みたいな部分も共通してたかも。