びっけ「赤の世界」講談社

ITANな、“戦争”にまつわる短編集です。


「赤の世界」

林間学校(サマーキャンプ)のお話。
うーん、これといって……、と思ったものの、後の作品と並べると、なるほど、と。


「朗読時間」

優しくせつないお話。
な上に、「赤の世界」とそうやって結び付けてくるか〜、うなってみたり。


「鳩の翼」

伝書鳩、みたいな。
戦時下ではやるかたなく。
「朗読時間」とのつながりもせつなく。


「掌の花」

これまた戦時下ではやるかたなく。
ハッピーに「赤の世界」と接続して、よかったよかった。


「続きの続き」

素敵なエピローグ。
めでたしめでたし。