アイヒマンを追え!ナチスがもっとも畏れた男 感想

映画「アイヒマンを追え!ナチスがもっとも畏れた男」を観ました。
1月14日、川崎チネチッタにて。
字幕版。



終戦後10年近く経ったドイツで、ナチスの残党を捕まえて裁判にかけようとする検事さんのお話。

政府にもナチスの関係者の人がいるらしく、アイヒマンが捕まっては困る人たちによる妨害もあったりする中で、それでもアイヒマンを捕まえようとしていきます。



正直にいえばドイツの事情はよく知らないもので、アイヒマン逮捕の経緯についてもどこまでがこれまで知られていた話でどこからが新しい話なのかとかはわかりません。

もっといろんな知識があればより楽しめただろうとも思いますが、知識が無いなりに楽しんだつもりです。


国外に潜伏しているらしいアイヒマンを追跡するために、イスラエルだかの中東方面の組織に協力を依頼することになり、検事さんが直接交渉するためにはるばる現地へ向かうのですが、交渉の対話は短いもので、海外出張ってたいへんだなあと思いました。

とはいえ、本人がその場に行ったからこその交渉だったので行かないわけにもいかないでしょうし。


本題のアイヒマンとは別のところで、同性愛の扱い方もけっこう重たいです。

直接的な描写は無いもののユダヤ系の収容所なんかも関係しているのかもですが。

主人公である検事さんの部下にあたるカールくんが転落していくのを、止めることもできずただ見ているだけで歯がゆい気持ちでした。


検事さんがわりと頻繁にdanke danke って言ってて、なんかかっこよく見えました。