モリのいる場所 感想

映画「モリのいる場所」を観ました。
2018年6月2日、川崎チネチッタにて。

・リアリティラインのコントロールって難しいのだなあ、みたいな
・実在の人物の伝記のような作品なので基本的には現実に即している中にあって、不意に非現実だったり超現実だったりといった出来事が発生すると、それをどのように受け取ればいいのか戸惑ってしまうような

・といってもドリフターズのコントに対して、天井からタライが落ちてくるわけねーべみたいなリアリティラインをどのあたりに設定するのかという問題でもあるのかもしれませんけれども

荒井注さんから志村けんさんに入れ替わった頃のお話みたいですけど荒井注さん時代のドリフターズを知らないもので

・本作の主役は熊谷守一さん。
・予告編で虫ばかり見ている画家ということのようだったので勝手に熊田千佳慕さんと混同してしまってました。ごめんなさい。

・なんだかチャカポコチャカポコしたような音楽だと思ったらリズと青い鳥でもおなじみの牛尾憲輔さんが担当なさってたご様子

・家族につらいよシリーズでも思ったことですけど、いかにも家族家族した作り物の家族感ではなくて、ほどよくぞんざいな扱いのできる間柄が、なんだかいいなあとか思ってしまいました。