デスノート Light up the NEW world 感想
映画「デスノート Light up the NEW world」を観ました。
12月22日、シネマサンシャイン沼津にて。
原作既読。
実写映画のはテレビで見た気がします。(あんまり覚えてない)
大王様の気まぐれで6冊になった《デスノート》の争奪戦です。
6冊のデスノートを集めるとキラが現れてなんでも願いを叶えてくれるらしい
なんでこんな設定にしちゃったんでしょう。
警察的な立場の人が危険分子を集めて封印しようというのはまあわかりますけど、新世界の神側の人は1冊持ってればいいじゃん、と思ってしまいます。
1人じゃたいへんなのだから協力者を増やすほうがよさそうなのに。
ロシアだかヨーロッパだかでもデスノート所持者がいて不審死が多発というのはおもしろかったし、あのまま世界規模に展開してくれればよかったと思うのですけど、日本国内だけに閉じてしまったのはもったいなかったように思いました。
ノートでは銃には勝てない
デスノートを使って手書きでちまちませこせこやるような涙ぐましい努力を武力と数の暴力でねじ伏せる容赦のなさはけっこう好き。
個人という無力感。
《デスノート》全否定っぽくもありますが。
あの武力を頭脳でなんとかやりこめるみたいな話も見たい気持ちもありますが、あれはああいう無慈悲な形でよかったようにも思います。
池松壮亮さん、菅田将暉さん、東出昌大さん
いろんな作品で見かける役者さんで大好き。
とくに東出さんは『聖の青春』に続いて、なんというか役者力みたいなものが強まってる印象かもしれません。
ただ、役者さんではなくて演出面で、説明っぽいセリフが多くて気になりました。
「何? そのボロボロのノート」→「彼はデスノートおたくなんです」とか、劇中での会話というよりも観客への説明みたいになってるセリフがちょこちょこあった気がしました。
ミサミサさんについては一応の決着はつけました、みたいな扱いに見えてしまって、なんだか消化不良感も。
沢城みゆきさん
いい声。