明烏 あけがらす 感想

映画「明烏 あけがらす」を観ました。
映画『明烏』公式サイト

ホスト屋さんの舞台裏みたいなお話。

大笑いしました。

お笑いコントというか、落語みたい。
(と思ったら落語が元ネタなのでしょうか?)。

取り立て屋さんとメガネさんとの会話とか、まるっきり落語ですよね。

映画の公式サイトからYouTube経由で見ることができるオープニング動画の
「ぺりどん♪ぺりどん♪、あけがらすぅ〜↑♪」
が、わりとクセになります。
楽しい。



北の国からネタは、元ネタを全然知らないこともあってか、ちょっとクドくてあんまり合いませんでしたけれども、
あとさすがに生の麺をそのまんま剥き出しでカバンに入れて持ち歩くのはイヤですけれども、
それ以外は概ねゲラゲラ楽しめました。

ムロツヨシさんの目つきとか、良い話のときのポジショニングとか。
(あまり関係ないかもしれませんけれども、遠坂時臣さんと言峰綺礼さんとが会話してるときにぐるぐるしてたのを思い出したりとか。
会話劇のときに台詞以外の動作を加える云々みたいな演劇技術をどこかで聞いた気がしますけれども、幕が上がるのメイキングだったかもしれません。)



あと、ネタバレになりますが、あの人とあの人とが同一人物に見えなくて戸惑ってしまいました。

脳内ポイズンベリーもだったのですが、衣装やらなんやらによって人の印象って全然違って見えるものだな〜、と思います。

ぼくが人の顔の見分けができていないだけかもしれませんけれども。

わりかしアニメ脳なせいか、顔立ちというか目鼻立ちよりも、髪型とか服装で見分けるクセがあるので、髪型とか服装をガラッと変えられてしまうと、同一性を認識できないみたいです。

俺ガイル続の修学旅行回で、雪ノ下さんが髪の毛を後ろでまとめていましたけど、え、これゆきのんさんなの?、とか思ってましたし。



貸し金屋さんで、返せなかったら海の底、というのが本作の大筋なのですが、
返せなかったからといって海に沈めるというのはコスト面とか諸々のリスクを考慮してでも敢行しなければならないものなのですかしら。

そんなことをしたら、それこそ金をドブに捨てただけどころか、今回の業者さんはわざわざ沈没専用のドラム缶まで開発していたみたいで、その開発費用諸々をもう少し有意義な方向に使えばいいのに、とか思います。

先日、NHKだったと思いますが、金融業の人が、フェアトレードみたいなことをやっている組織団体に融資するかどうか検討するみたいな番組をやっていて、その対象団体に対して、ちゃんと利益を上げられるような組織になるように改善してくださいねー、みたいなことをアドバイスしたりというのを見たので、
貸し金屋さんもそういう、金利を確実に回収できるように仕事の斡旋でもすればいいのに、とか思ったりしました。

あ、未読未見で申し訳ないのですが、もしかしたらウシジマさんだかあのあたりの方々はそういう方向性だったりするのかしら。

少なくとも、海に沈めたところで、投資額は返ってこないよな〜、みたいな。



そんなこんなで、お金の大切さと、死んだ気になって働くということを考えさせられました。

働きたくないでござる。



そういえばなんだかんだで、菅田将暉さんはホスト屋さんとしての接客をする場面は無かったでしたか。
残念。

あ、でも、変身!、をやってくれたのはフィリップさんが成長したみたいで嬉しかったです。

あと、今さらながら、菅田将暉さんの名前の読み方を間違っていたみたいです。
申し訳ありませんでした。