団地 感想

映画「団地」を観ました。
8月7日、静岡シネギャラリーにて。

大阪の団地で暮らす人たちのお話。

「そんな話あるわけないやろ」ということが起こるのが団地という空間だそうで。

少し不思議な物語。

前漢方薬のお店をやっていたもののとある出来事から店を閉めて団地へ引っ越してきた夫妻が、いちおうの主人公格。

夫の人は日がな裏の森で植物採集。
妻の人はスーパーのレジうちのパートに出てはいるもののお客さんと話し込んだりして店長さんからお叱りを受けたり。

漢方薬のお店は閉店したものの、その常連客だったという一風変わった客人が時おり訪ねてきたり。

ひっそりと静かな余生を送ろうとしていたようなのですが。



団地の自治会長夫妻や自治会の役員たちと親しくなるうちに、次期自治会長の選挙に巻き込まれたり。

噂話が大好きな東、西、南、北の4人にあることないこと推測されて吹聴されたり。

なんやかんやあって、夫の人はとある決意をするのでした。
みたいな。


そんなわけで、そこらにいそうなおじちゃんおばちゃんたちが繰り広げる、ちょっと変なお話でした。

あるあるー、と感じる部分と、いくらなんでもそれはないやろー、(見ているうちに自然と大阪ことばっぽくなっちゃう)、とかが絶妙に混ざり合っていて、これもまた「現実 対 虚構」なのかもしれません。

テーマ曲も映画に合ってるのか合ってないのかよくわからないような奇妙な感じで、良かったです。