ロスト・バケーション 感想
映画「ロスト・バケーション」を観ました。
8月6日、シネシティザートにて。
字幕版。
原題:The Shallows
ジョーズシリーズをはじめとする一連のサメ映画については、部分的には見たこともあった気がしますけれども、通して丸々見たことはなかったかも。
そんな感じの、サメ映画。
アメリカの医学生が傷心を癒やすために母親が昔に来たことがあるというメキシコ奥地の人里離れた海辺へサーフィンをしに行くお話。
ものすごく雑なまとめ方ですが、「オデッセイ」(火星の人のやつ)を小規模にした感じみたいに思いました。
火星にひとりぼっちならぬ、海辺の岩礁にひとりぼっち。
とくに、主人公がケガをする場面とその処置は目を逸らしたくなるくらいの生々しさと痛々しさでした。
オデッセイではホチキスでぱっちんとやってた気がしますが、あれが生易しく見えてしまいます。
こういうサメ映画を好んで見るような人であれば流血に対する耐性もあるのかもしれませんけれども、水着のおねーさんを見に行った身には別の意味で刺激が強かったです。
ネタバレを危惧するような作品でもないと思いますが、流血描写があることは留意されたし。
あ、肝心の水着姿については、ラッシュガードも含めて、たいへん素晴らしく。
なめまわすようなカメラワークもあって、すごくきれいでした。
サメ、怖いです。
獰猛で、音響効果もあいまって、突然ぐわーっと襲いかかってきて、怖いです。
一方で、しむらー後ろ後ろー!、的な天ドン芸もあったりして、クスッとします。
ああいう時に手旗信号みたいなのを知っておくといいのでしょうけれども、こちらも相手も知らないと伝わらないでしょうし、困ったものです。
宇宙が舞台の映画でもそうですが、本作は水中と水上とを行ったり来たりするようなカメラワークで、いったいどうやって撮影しとるんだべか、と不思議な気持ちにもなったりします。