映画「マネーモンスター」を見ました。
6月11日、シネマサンシャイン沼津。
字幕版。
株価だか金融だかの情報番組のお話。
こういうのも娯楽番組にできるんだなーとか、テレビの影響力はまだまだ大きいのだなーとか思いました。
予告編でも流れている通り、生放送のテレビ番組に銃を持った人が闖入してきて、キャスターの人と命懸けの駆け引きをすることになります。
セキュリティーのガバガバさはちょっとどうかと思いますが、生中継の緊迫感みたいな部分はとてもおもしろかったです。
目の前の闖入者をなだめすかして対処しようとする一方で、別働隊が彼の人物情報をさぐってきたりとか。
この事件の発端ともいえる人気企業の株価がコンピューターのエラーだかなんだかで大暴落をしていて、その謎に包まれた原因を究明しようとしたりとか。
ちょっぴり毛色の変わった謎解きもののような見方もできるのかもしれません。
後半で活躍する人たちが前半の何気ない場面でさらっと登場しているおかげで、いざ活躍する場面になって「誰?」ではなくて「あそこで映った人か!」となるのも巧みな演出に思えました。
視聴者や野次馬の反応だったり、他の番組でも取り上げられてコメンテーターの人たちが無責任なコメントをしてたりといった描写にも皮肉がこめられていた気がします。
結末の容赦のなさとほろ苦さと、その後のネット動画の反応と。
ひどいなあと嘆きたくなるような気持ちと、まあそんなものよねと納得してしまう気持ちがないまぜになったような、奇妙な観後感でした。
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