信長協奏曲 感想

映画「信長協奏曲」を観ました。(1月23日観賞分)

原作未読。テレビドラマシリーズ未見。

テレビドラマシリーズを経て安土城を建立するまでに勢力を拡大してきた信長さんでしたが、ふとしたきっかけで、自分の死期が近づいていることを知ってしまうあたりから。
信長さんのお話もいよいよ大詰めといったところです。

テレビドラマシリーズでどのような経緯があったのかは断片から推察するしかありませんが、(とはいえある程度は推察できるだけの断片は劇中で回想されます)、紆余曲折あったにせよ、現在の織田家の家臣の人たちがワイワイガヤガヤしてるのが楽しいです。

しばかつさんがいかにも豪快な脳味噌筋肉おじさんかと思いきや、意外と狡猾でしたたかであざとい面もあったりして一筋縄ではいかない感じも興味深いです。

で、表の主人公が信長公だとするなら、裏の主人公はその次の座を狙う人物となるわけですが、巌窟王とか虎よ虎よとかあのへんみたいな重苦しいヘビィな感じになってます。
わりとよく見かける人物像としては、陽気で人懐っこい、人たらし、みたいな描写が多い印象ですが、本作では虎視眈々と時機を待って何重にも策を張り巡らせているキレ者として描かれていたり。
哀しいお話です。

最後のあの動画は、機械を通して聞いたら実際には言葉が現代語とは違ってたみたいな演出があってもよさそう、とか思いました。