P3M#4 感想

映画「PERSONA3 THE MOVIE #4 Winter of Rebirth」を観ました。(1月23日観賞分)

原作未プレイ。
完結編。

世界がもうすぐ滅亡することを知ったとして、その滅亡を回避することは困難だとして。
その迫り来る滅亡に対して手をこまねいて待つことしかできないとして。
もしもその「滅亡が迫っていること」を記憶から消去してあげる、という甘い囁きに抗うことはできるのかどうか。
絶望的な現実から目を背けて、身近な日常に没頭しながら知らず知らずのうちに滅亡を迎えることができるのなら。
欺瞞であろうとも見せかけの希望に縋りたくなる気持ちも少なからずあるような気がします。

主人公たちの選択は、はたして。

重苦しく沈むように降りしきっていた雪が、一点を境にふっと止んで陽光が射し込む場面のぱあっと晴れ上がる感じがものすごく綺麗でした。

石田彰さんがアルカナのカードを1枚1枚読み上げていくところのリズム感が、なんか好き。

イゴールさん(田の中勇さん)のセリフを聞いたら不意に涙がぶわっとあふれ出してきて、自分でも驚きました。