媚空 感想

映画「媚空 ビクウ」を観ました。(11月22日観賞分)

GAROシリーズはほとんど知りません。

特殊な能力を持つ「法師」がいる世界で、闇に堕ちた法師を始末するお仕事のお話。

期待していた以上におもしろくてびっくりしました。

媚空法師は始終ムスッとした表情をしていて、感情を表に出さないのですが、あの表情のままで、普段着の真っ黒な装束をキャストオフすると白いタンクトップに短パンという健康的な肉体が露わになったりして、あの顔で決めポーズをピシッと決めるものですから、カッコイイと思えばいいのか笑うところなのか悩ましいところです。

更にはもう一段階上の変身までご用意されているものの、こちらは、なんというか、ケバいを通り越したおぞましい何かというか。
ネットで見かける「最近のプリクラ」みたいな画像のような、目の周りがなんだか不自然な感じのもの凄い形相になっています。

ラスボスの佐野史郎さんとガチンコでタメを張れるだけの超ど迫力です。

ラスボスはファイナルファンタジーか、もしくはスクロール型シューティングゲームのラスボスみたいな感じに見えました。

人の心の白とか黒とかって何なんすかね、という普遍的なお話。
その裁きを個人に委ねてしまうからあんなことになるわけで、現代社会の司法制度のありがたみを感じるべきところなのかもしれません。
もちろん司法制度だって完璧ではないわけですが。

終盤の和解する場面、おそらく横浜コスモワールドのコスモクロックと思われる観覧車さんが良いお芝居をなさってました。

エンディングのスタッフロールがすごく凝っていてかっこいいです。
手前から奥に向かって流れていくスタッフの文字列に照明が当たって、文字が白く浮かび上がる一方で背面には暗い影が落ちているという映像で、本編の内容にもマッチした素敵なエンドロールだったように思います。

牙狼ぴあ (ぴあMOOK)

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牙狼〈GARO〉魔戒可動ガイドブック

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牙狼(GARO)魔戒之書

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