クレヨンしんちゃん2013 バカうまっ!B級グルメサバイバル!!感想

映画「クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!」を観ました。

原作未読。
TVシリーズも最近はとんと観ていません。

お話は、春日部で開催されているB級グルメカーニバルをA級グルメ機構がのっとるというもの。
鍵となる秘伝のやきそばソースが、春日部防衛隊に託されます。
そんなわけで、B級グルメとはいっても、大半はやきそばをめぐる展開でありました。
そこはまあ一点集中という感じで、散漫にならずに済んだのではないでしょうか。
カーニバル会場には他にもいろんな屋台が出ていましたので、詳しい方はあれやこれやを探すのも楽しいかも。



B級とA級との対立ということで、ドレスコードとかいろいろな格差がまざまざと描かれます。
自分にはA級の世界の住人は無理ですわ。
B級のたくましさと対比しての、A級の繊細さ、孤高さみたいなものが、不意に涙を誘います。
ラスボスさんのひねくれた欲望もまた、短い中で簡潔に描写されていて、これはもうよくできているとしかいいようがありません。
グルメが題材なわりに、大人たちが暴力に訴えてばかりだったのは少し残念ですが。
用意された小道具の使い道はお見事でした。



そんなわけで、そういえば美味しい富士宮やきそばというのを食べたことなかったなあ、などと思ったのでした。