ムーンウォーカーズ 感想
映画「ムーン・ウォーカーズ」を観ました。(11月21日観賞分)
アポロ11号の月面着陸の裏で暗躍していた人たちのお話。
まだ冷戦が激しかった時代、アメリカの国威をかけた大事業なだけに失敗は許されない。
となれば、万一に備えてバックアップも用意しておきましょう、という。
あの月面着陸映像についてはいろいろと陰謀論も囁かれていると聞きますが、その説に真っ向から取り組んで……、いるのかと思ったのですが。
なんともわけのわからないドタバタコメディっぽくなっているのでした。
アメリカ側のエージェントさんはほとんど笑顔を見せない強面のいかついおっさん。
ベトナム帰りで亡者の幻覚が見えることに悩んでいるほどのトラウマ持ちという重たい設定もあるのでいくらでもシリアスにできそうなものなのに、とりあえずぶん殴るとかとりあえず銃をぶっ放すみたいな脳みそ筋肉っぽい反射的な行動ばかりなので深刻になりきれません。
イギリス側の若い人たちはみんなはちゃめちゃ。
あっちもこっちも乱痴気騒ぎです。
おっぱいもいっぱい。
「EDEN」とかで見たようなクラブだかディスコだかみたいなのとはまた違った、もっとアンダーグラウンドな雰囲気のグダグダ感。
あ、映画監督の人の「跳ねる」という作品(たぶんエンディングロールで流れたのも同じもののような気がします)は、なんというか、傑作ですね。これは傑作ゲラゲラゲラという意味で。
終盤にはとくに必然性もなくどんぱちの大量殺戮が始まって、なんかものすごいことになってました。
いちおう前振りもあったので唐突ではないものの、別にどんぱち無くてもいいんじゃね?、と思いつつ、あれがないと地味なまま終わってたのかも。
「エジプトを教訓に」って怖いですね。
ピラミッドを作ったときに内部の秘密を知っている建築家も埋められた、という話は「T・Pぼん」で知りました。
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