少年ハリウッド 第15話 感想

2期では2話目。

ネタバレ注意。













昨今のアイドルものでは、「継承」的な題材を扱うことがしばしば見受けられます。

シンデレラガールズ」も主役となるシンデレラプロジェクトの新人に対置して、高垣楓さんをはじめとする先輩アイドルたちが描かれています。

アイドルマスターの劇場版「輝きの向こう側へ」では逆に、主人公たちが先輩となって、新たに後輩が入ってくる形。

「劇場版アイカツ!」でも、主人公いちごさんに対して、トップアイドルの先輩と、これから次代を担うであろう後輩が揃い踏みしていました。

ラブライブ!」では、A-RISEさんのような先輩アイドルの存在もありますが、学生ならではの「学年」という世代差もありました。



この「少年ハリウッド」は、数年前に伝説的な活躍を残したアイドルグループ・初代「少年ハリウッド」の名前を引き継いだ、二代目「少年ハリウッド」のお話になっていて、
1期でも、先代メンバーとの関わりがちょこちょこ描かれていました。

が、あくまでも、主役は「二代目」の側だったはず。

そんな中で、ついに語られる初代のお話は、その幕引きの姿でした。



……、と、ここまで書いて、アイドルの引退や解散が描かれるって珍しいですよね、みたいな流れにしようと思ったのですが、
もしかしたら、少し前の、魔法少女とアイドルが兼業していたような時代には、案外そんなお話も既に出ていたのかもしれないと思い至り、
持論を引き下げる外ありませんでした。

とはいえ、キャラクター先行である「シンデレラガールズ」では、(少なくともテレビアニメという媒体では)、アイドルの引退という題材はおそらく描くことができないでしょうから、
対照的なものとして、すごくおもしろく見えます。



なお、少年ハリウッドは劇場付きのアイドルグループということで、シンデレラガールズよりかはミリオンライブのほうが近い構造なのかもしれません。



追記: ヤンキーとアイドルは相性がいい、みたいなところで、向井拓海さんを思い出すなど。